路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

伝説のヒーローに会う。

 去る10/23、我が地元で佐々木剛氏を招いたイベントがありました。なに、佐々木剛氏を知らない?そんな人でも、多分「仮面ライダー2号」の名前は知っていると思います。そう、その仮面ライダー2号こと、一文字隼人を演じた佐々木氏を招いたイベントだったのですよ。

 伝説の、なんて言ってますが、特撮世界に出戻ってきたのがこの5〜6年。昭和ライダーに足を突っ込んだのは更にここ3年くらいなんていう新参者も良いところの私、エラそうに何か言えるような立場でもございません。トホホ。あこがれのヒーローに会った感動を伝える記事はこちら→負け犬のブルース【『ロンリー仮面ライダー子門真人】やこちら→吼えよ!デブゴン【仮面ライダー2号佐々木剛氏の一人芝居を見た】等々に。

 プログラムは、まずは佐々木氏の一人芝居から。事前に情報を聞いていた時は、てっきりモノローグで聞かせる系の、しっとりしたお芝居を想像していたりしたのですが、なんのなんの。1人2役でコミカルにカラオケ教室の先生と弟子を熱演です。凄いです。さすが役者!役者さんの生の演技をココまで間近に(なにせ舞台まで5メートル圏内)で見たのは初めてなんで、圧倒されます。
 余りに楽しくて、隣から同行人に「落ち着け」と諭されたのは私です。ゴメン。

 続いて、古川がん氏の一人芝居。佐々木氏とはまた一風変わって、会場の人を巻き込みながらのお芝居。嘘っこ各国語は騙されます。少なくとも同行人はロシア語を解する人ですが、騙されてました(と本人が言ってました)。
 色々な国にはそれぞれ様々な文化があり、特色があることは事実ですが、その中でも多くの人が持ちうるステレオタイプなイメージを過度に強調していく手法は何か覚えがあると思ったら…マンガ文化ってこの方向にかなり特化した文化じゃないか?なるほど。

 その後、休憩を挟むはずが、司会者さん曰く「佐々木氏の強い希望により」休憩無しでトークショーへ。撮影時の裏話、ヘルメット越しに電話を掛ける一文字隼人の謎の真実、「仮面ライダー」撮影時一番怖かった時など、内容も盛り沢山でした。
 そしていよいよ質問コーナー。
「俳優としてのこれからの抱負などをお聞かせください」
「スカイライダー出演時にあったという幽霊騒ぎの真相は?」
宇宙鉄人キョーダイン撮影裏話をお願いします」
「変身ポーズへの思い入れなど」
という感じで質問が飛び出します。…最後の質問、私です。初心者丸出しの質問でスイマセン。そしてその締めとして、変身ポーズ披露してくださってありがとうございます…!

 更にイベントはラストのサイン会へ。
 1人2点までということで、私は色紙と「仮面ライダーマガジン2号編」を持ってGO。サインしていただいている間、何か話しかけたかったりもしたのですが、なにせ色紙には一人一人別の言葉を書いてくださっている…!ので、お邪魔しては悪いかとすっかりだんまり…。スイマセンスイマセン。こういうとき何を言って良いやら解らないんです…!ホントごめんなさい…!
 更に色紙を構えて一緒に写真を撮っていただき、握手までして貰いました。手のひら、やーらかくて暖かくて…幸せ。コラ。

 感想と言うより、すっかりレポ状態ですが。
 やっぱり会場にみなぎる雰囲気がね…!みんな、ほとんどの人はいい大人なんだけど、空気がキラキラしちゃってるんですよ。もう、子供が期待に満ちた眼差しで見上げてくるのと同じ雰囲気。ああ、これが「子供の頃のヒーローに会う」って奴なんだな〜と。他人事の様に書いてみましたが、私もおそらく端から見るとキラキラを放っていたんではないかと思います。はい。