路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

『SAW』

ジャンル : サスペンス
製作年 : 2004年
製作国 : アメリカ
配給 : アスミック・エース エンタテインメント


怖かった!これはもう、どうしようもなく怖かった。そしてグロかった…。ショックに弱い人、血と痛み表現に弱い人、想像力の豊かすぎる人にはお勧めできないような。ついでに絶望オチが駄目な人も避けておいた方が無難なような。

主人公二人の記憶と情報、更に三人目の男の情報が補足的に差し挟まれることで、視聴者には事件の全貌が見えてくるという仕組みと、それを解き明かしていく過程とタイミングが絶妙で、中だるみせずに一気に観られます。というより、一気に見せてくれないと途中で逃げ出しそうでした。

制作国はアメリカなんですが、原作者がオーストラリアの方ということで、なんとなく納得。ハリウッド産だとこういうのは作れないだろうな〜という感じがひしひしとします。画面の色味とか、やや教訓じみた内容の表出の仕方とか。

最後の最後まで救われない、しかもループしそうなオチはサスペンスものには良くあることなのか解りませんが、後味も結構苦い映画でした。面白かったけど。ただ、もう一度観ろといわれたら、ちょっと遠慮しそうです。

見終わった後、怖さの余りに、パーマを掛けて大変身の恐怖ライダー、一言で言うとパー介を見て厄落としをしたくなったんですが、その逃避の仕方はどうかと思います。自分。