路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

滅びに向かう背中

仮面ライダーTHE FIRST」観てきました。
詳しいネタバレは避けますが、一文字が相当格好良かったです。まあ、このタイトルを考え合わせれば、ある程度予測はついてしまうでしょうが、人のこういう姿に弱かったりします。


ちょっと変化球ですが、「STRAY SHEEP」だの「バトルロワイヤル」だの、「SAW」だの時間を区切られた中での人間模様、そこに生まれる愛憎劇なんかも大好物です。どうせ行き着く先に救いなんか無いのは解ってるんですが、後味の悪さも含めて私の心臓を掴んで離さないわけです。


多分、先が見えない中でも、例え向かう先が滅びしかなくても、もがいて足掻いて、懸命に生きる姿が私のツボなんだと思います。例え報われなくても、一生懸命な奴が好きなんだな、きっと。まあ、当然、結果は報われるに越したことは無いわけですが。


別にM属性じゃないので、娯楽で観ているものでまで心臓に悪いネタを観たいわけでもないし、キャラクターとはいえ入れ込んだ人間の向かう先に滅びがあるのは気持ちいいものでは無いのですがねぇ。


特に特撮に限ってみたら、好きキャラどんどん死んでっちゃいますからね…。
結城凱(鳥人戦隊ジェットマン)しかり、滝沢直人(未来戦隊タイムレンジャー)しかり、木野薫(仮面ライダーアギト)しかり、芝浦淳(仮面ライダー龍騎)しかり、草加雅人(仮面ライダー555)しかり。って、並べてみると多すぎ。でも、奴らのこんな生き様が大好きだ。