路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

第2話『キャストオフ』

さてさて、『カブト』のキモと言ってもいい、キャストオフ初お目見えですね。じわじわとおもしろくて、つい何回も見ちゃってます。


ゼクトという組織の不穏な面がちっくりちっくり出てきてますね。事件が全く新聞に載ってなかったり、『味方にならなきゃ殺す』精神だったり。後は、冒頭のシーンでしょうか。
田所さんが声を掛けたとおり、最初はマスクドフォームのカブトを加賀美だと思ってたんですよね。それなのにゼクトルーパーにカブトへ銃口を向けさせている。ということは、適格者じゃない人間がベルトを使うと、ベルトに引きずられて暴走する可能性があるってことですかね。
だから、肉体的、精神的に鍛え上げた適格者を本部から派遣してもらわないとマスクドライダーシステムを使えない、と。もしかするとそこにまた別の要因が介在もしそうです。ベルト自体の来歴も解らないし。OPで男の子(?)がベルトを拾うシーンがあるので、ワームとベルトの発生は隕石衝突が要因で、倒すものと倒されるものは同根であるっていう方向に持っていく気がします。


あと、加賀美の扱いがやっぱりよく解りません。下っ端とはいえ、『味方にならなきゃ消す』くらいの気概を持って運営しているような組織の一員がバイトと掛け持ちって許されるもんなんでしょうかね。その癖、適格者が殺された現場に向かうような大事な仕事を任されたりしてるし。今のところ『親の七光り』くらいしかこれを説明する要素がないんですけど、それ以外にもきっと何らかの要因がありそう。
これが、ベルトをつけられる資格に絡んできそうな気もします。加賀美も適格者の条件は満たしていて、手元でベルトとの反応を見ようとか、田所さんが造反を企んでいて、その時の切り札にしようとか?あとは、マスクドライダーシステムを量産するための被験要員とかですかね。今回もベルトを持って暴走した加賀美に田所さんが何も言わなかったのも気になります。なにか思うところがあるんじゃないかなぁ。


資格者についてつらつら考えてると、やっぱり天道が気になるところ。ベルトとは長い付き合いらしいので、OPのベルトを拾った少年は天道かな。ベルトが隕石によってもたらされたのだとすると、単純に7年越しの付き合いですから、確かに長いかも。キャストオフの事について知ってたり、カブトゼクターに対して何らかの確信を得ていたりと、ベルトのシステムにも詳しそう。ただそうすると、カブトゼクターがなんで今まで天道の元に現れなかったのか、同じベルトを持っているならどうして加賀美でなく、天道を選ぶのか、とかも気になりますよ。
それにしてもカブトゼクター、出現自体は摩訶不思議空間のクセに、地下に潜る時は物理的破壊工作すんのね。


ひよりは、あのイラストを描き変えた(?)謎の能力が気になるところ。これも隕石による影響とかですかね。あと、一人称が「ボク」なのは、7年前に助けられた少年になんらかの影響を受けてのことではないかと思いました。
天道にも突っ込まれてましたが、客商売には向かないですね。まあ、天道も『お前が言うな!』って感じもありますが。つか、オーナーも叱ってください。あそこはオーナーの態度が一番不可解。それこそ、天道が店の中で揉めたときも、オーナーがちゃんと出てってくださいよぅ。
この店が、初代なら『アミーゴ』、響鬼なら『たちばな』ってことになるのかな。


さて主題のキャストオフ。すぱーんと外れますね、すぱーんって。角が立ち上がるのは、やっぱりカッコいい!『戦闘準備完了!』って感じで。
そしてクロックアップがまた斬新な感じですね。加賀美が吹っ飛んでる間にワームを一体倒しちゃったのがすごい解りやすくて良かったです。ただ、車の上の戦闘はちょっとどうかと思う点も。どー見ても止まっちゃってるもんな。背景にちょっとぼかしたみたいなフィルタでも掛けたらちょっと違ったんでないかしら。クロックアップは速度2種類ありそうですね。この辺を戦闘に生かしてくれたらおもしろいんだけど。
カブトの動きは、ちょっと機械じみた硬い感じで且つ無駄を排除したっぽい動きですね。プロっぽい。前回はチンピラアクション全開に見えたけど、立ち居振舞いはちょっと違うかも。バイクに乗る時の、横にぴっと真っ直ぐ上げた足が美しい…。


そしてライダーキック!見栄きりに近いタイプのタメがなくて、やたらとスピーディーです。前段のアクションはあるんだけどね。このタイミングであの体勢から真っ直ぐ足上げて回し蹴りか!すげーな、おい!ちょっと絵的に地味になる危険性がありそうなのが今後の不安材料でしょうか。


あ!予告にデカピンク!もとい、菊地さん!あれ?カイザ村上も居る?ひゃっほう!