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路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

20話「生命」

とりあえず、泣かされました。以上。いやいや、それだけでなくて。


とうとうカオルの運命の百日目が来てしまいましたね。あの地獄への一本道を一人で歩きつづけ、ホラーに襲われて肉体の死を迎えるのだとしたら、それは確かに残酷な死ですね。うわ〜…。ヘタすると、カオルが入っていかなかった先にはもっと惨いことが待っていた可能性もあるわけで…。あああ。


阿門法師が教えてくれたヴァランカスの実を取りに、鋼牙は紅蓮の森へ。タム婆、言い味出してると思ったら根岸さんじゃないか!一番大事なものを差し出せと言われて、父から受け継ぎ、自分の人生の殆どをかけて獲得した剣を差し出そうと思うほど、鋼牙の中ではカオルの存在が大きくなってたんだよな。でもそれはやっぱりカオルに直接言ってやることは、鋼牙にはできないんですよね。紅蓮の森で地獄への道を選ぼうとするカオルを抱きしめて、こんなことになる前に…と心情を吐露する鋼牙に泣きました。
グラウ竜に語ったように、鋼牙はホラーを倒すことが第一義、それ以外は二の次、三の次と思って生きてきたんですよね。前に感想で書いた「カオルを餌にしてホラーをおびき寄せる」というのは、私は方便だと思っていたんですが、当時の鋼牙にとっては掛け値なしの真実だったと。確かにそうやってホラーを倒すことも結果的には『人を守る』ことに変わりはないんだけれども、鋼牙自身が他人を必要と思うことで自分が守っている「人間」を知り、「人間を護りたいと思って戦うこと」こそが『護りし者』になるってことなのかな、と。大河はもしかしたら自分はバラゴを止められなかったことで自分が『護りし者』には足りない、と思っていたりしたのかもしれません。


鋼牙とカオルがそれぞれ自分の闘いをしてるっていう対比が良かったな〜。カオルが人間の世界に飛び込んだのと、鋼牙が岩を潜り抜けたのが良い具合でしたね。
あれ、単に二つの世界の境目をくぐるという意味合い以上に「胎内めぐり」的な意味合いが有ったんじゃないかと思うんですね。暗い闇の中を潜り抜けて光の射す場所へ出る、というのは生まれ変わりになぞらえられる訳で、そうすると、カオルは再び人間の世界に生を受け、鋼牙が『護りし者』として生まれ変わるという意味合いが強くなるのかな〜と。


バトルもかっこ良かった!グラウ竜が最初にホラーを倒した時の銃身を締まってるシーンとか、あまりCGっぽくなかった気がするんですが、まさかミニチュアでやっちゃった…?違うよな…?やったといわれても雨宮監督なら驚かないけど。
久し振りの疾走体(違)素敵!やっぱり、巨大VS等身大ってかっこいいな…。グラウ竜の触手も動く動く!まさに息もつかせぬって感じでしたね。どうせだったら斬馬剣を見たかったなぁ〜。


そして零がね!鋼牙を助けた!その後の様子を見るに、単純に暗黒魔戒騎士を倒すための利害関係的なものだけじゃなくて、鋼牙自身を認めてるっぽいなぁ。今までは戦いの場の流れで共闘とうパターンが多かったと思うのですが、今度は最初っから並び立って変身とかやってくれるかな?変身する前に目と目で頷き合ってくれたりすると、非常に燃えます。


一時は失った信用も取り戻し、通じ合ったカオルと鋼牙。ああ、今回はハッピーエンドでよかった…。これでカオルの寿命に関しての懸案も無くなったし。後は暗黒魔戒騎士との決戦と、カオルのお父さんの話題ですね。
あと…5話だったけ?早く見たいような、見るのがもったいないような。