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路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

8話「水にひそむ魔」

良い話でした。ごめん、正直リュウケンドーを見くびっていたかもしれない。ちょっと毒の効いたセリフとかシチュエーションとかそういうのも好きなんだけど、こうまできれいに真っ直ぐなのもいいなぁ。


鈴がS.H.O.T.に入った理由をこういう方向で表現するのは、鼻につかなくていいとおもう。正直、なんの見返りも賞賛もなく『誰かのために』といって戦う事をえらんだという事にするには、鈴のキャラって結構俗っぽいところがあるんで、いきなり言われても説得力がイマイチだったと思うんですよね。最初からそういうキャラだと表現されているならまだしも。鈴に限らず、現在放映するなら1〜2話とかの短い時間でストレートな方向でやるなら、よっぽどうまくキャラ立てして、それを的確に表現できる役者を連れてこないと難しいと思う。クウガの五代なんかは成功した稀有な例じゃないのかな。
それを過去にそうやって『誰かのために』と行動していた兄を否定していた自分がいて、その兄の真意を理解していく形でやり方は違えど同じ方向へ剥いていくという、絡め手の手法がいいです。さらにその兄の根源的な動機は、ただ妹がいつまでもホタルを見られるように、というものすごく個人的な感情に還元されていくとうのが、堪りませんでした。やばいよ、本気で泣いたよ!
鈴の下宿とか、全体的にノスタルジックな雰囲気が随所に漂っている画面なので、ややもするとクサくなりがちなシチュエーションも嫌味がなくはまったのも良かった。


鈴絡みのストーリーは凄くきれいにまとまってて、突込みどころもない感じだったので、もう今回は何もいえないって感じでした。最後に剣二と2人で星空とホタルの幻影を見るシーンも、冒頭の兄妹のシーンと重なって、本当にきれいなまとめ方をしてました。
そのせいもあって、今回は妙な毒は薄め。というか皆無といっていいかも。あえていうなら、メロドラマにはまりまくりのお母さん絡みだけど、あれも毒と言うか、ギャグだしな。


ストーリーだけで見せているかと思えばそんなこともなくて、今回は特撮部分も地味に頑張ってますね。アクアシャーク自体はこれからもバンクで使うからかも、とは思うんですが、木立を縫って飛んでいくスライダーモード(違)のアクアシャークとか、湖面を割るように飛んでくるシーンとかもさすが。
今回はリュウケンドーの変身シーンもカッコよかったですね。普通に変身するところはいつもどおりなんですが、アクアリュウケンドーにチェンジするところなんか、カメラワークもカッコいいし、宙返りしながら龍とドッキングするあたりも良かった!


今回は全体的にレベルが高くて、テンポがつかめてきたのか、正直1話とかよりもおもしろかったかもしれない。それでいて肉屋のご夫婦とか、不動大明神のステッカーとか、遊び心も忘れていないのがいいね!


そういえば、大魔王さまが、さりげなく大分形になってきてませんか。どんなのが生まれるんだろう。ちょっとドキドキします。


「今日のSHOT情報」。そうか、シャークは素直だったか。それはブレイブレオンやファイヤーコングへのあてつけか?(笑)