路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

22話「脅威の変形!ドリルアングラー」

ドリルアングラーロボ変形編。やっぱりドリルはいいよ、ドリルは。胸につくのはちょっと鈍重な感じもしちゃいますけど。とはいえ、ライゼロスたんに引き続き、抱きつきが恐いロボットだなぁ。


すっかりジャッカルと手に手を取って逃避行状態のブレアード。後は拓人を倒すだけが望みか?!た、たまには寂しそうにしているサイクリードのことも思い出してあげてね?
三将軍の中でもバカバカ言われていたブレアードですが、一体どうして、人間関係の機微を見抜くのは一番鋭いですね。拓人やら安藤家やら、三将軍の中ではもっとも地球人と触れ合ってるから、そのせいなのかな。今回もジャッカルに「お前友達いないだろ」とばっさり。しかも当たってるっぽいぞ! 絶対、ジャッカルってシャーク隊長が唯一の友達だったっぽいよね。そんな無二の親友に裏切られて怒りも骨頂。


今回も拓人は突っ走りすぎ。いやまあ、拓人だからなぁ。自分の失態を挽回するべく一人で抱え込んで突っ込んでいっちゃうのも拓人らしいです。前回が「なんでも一生懸命やろうね」という話だったのですが、更に「一生懸命やるだけでなく、仲間も信頼してチームワークでね」という流れにもなってますね。最終的には仲間と闘ったセイザーX側が辛うじて勝利して、一匹狼のジャッカルが負けたのが象徴的。
そして最後の最後でも美味しいところを持っていくブレアード! どうしてだろう、どうにも最近、ブレアードを中心に物語が回っているように見えて仕方がありません。


それにしてもシャーク隊長は拓人のこと可愛がりすぎです。いや、例え突っ走ったのが誰であっても、シャーク隊長は同じ行動を取ったんだろうけれども、割と最近の話でアドやケインに対する毅然とした態度を見ているから、余計に拓人には甘いように感じます。
まあ、きちんと戦闘訓練を受けて、最初から闘うことを任務としている未来組と、現地で戦いに参加することになった拓人とでは扱いが違って当然かもしれませんが。それでもやっぱり甘いよなぁ。


今回の怪人は、やたら格好良かったですね!超星神シリーズでは、こういうスレンダーな敵役って、実はあんまりいなかったような気が。ものすごく蜂っぽく見えるんですけど、名前からするとアリなんだよね?これきっと。
スーツが細身のせいか、動きも良いったら!基本的にはセイザーXの殺陣はスピーディで格好いいんですけど、両足跳び蹴りとか、コスモカプセルを長刀の上を滑らせて手元に寄せるとか、ちょっと一風変わった格好良さでした。よいね〜。


良いと言えば、巨大戦!いつもいつも思うんですが、セイザーXの巨大戦はいつも手抜きが無くて凄いと思う。東映系に比べると、バトルフィールドの密度が全然違うんですよ。今回のコンビナート回りも、鉄塔やら工場やら煙突やら、これでもかって位にみっしり作りこんであって、惜しげもなく潰すし爆発させるし!これを週刊ペースのテレビ番組でやっちゃうんだから、凄すぎる!


拓人に「なんでも一人で抱え込むな」と言ったシャーク隊長が、一番何もかもを抱え込んでいそうですね。背景を考えるとそりゃ当たり前だよ、って感じもするんですが、ちょっと肩肘張りすぎている感じもするので、ちょっと休んでもいいんだよ、と言ってあげたくなります。やっぱりそれは宗二郎の役目かなぁ。じいちゃん、頑張れじいちゃん!
 そうだ、怪我人を寝かせるなら、上着は緩めてあげてくださいよ!なんだかシャーク隊長苦しそうだったよ。だから疲れがとれなくて、目をつぶると白目向いちゃってるんだよ…。ちょっと恐かった…。


今日の一言。「ルールはきちんと守ろうね」。うわお、さすが安藤家最強お母さん! とはいえ、今回はちょっと捻ってない感じ?