路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

犬バカ生活のはじまり。その1

<アバンタイトル風>
己の弱さを見据えたかぶっち。己の弱点を乗り越えるまでにはまだ険しい道のりが待ち構えている!立ち上がれ、かぶっち。ねむこと共に暮らすその日まで!


小動物がだめだった原因はつかめたものの、かといって小動物恐怖症(大げさ)を克服するにはいたらず、やはり散歩をしている犬に行き会えば道の反対側で震え、猫を構っている友人の横で遠巻きに眺めている日々が続きました。


この状態を段階的に打破してくれた恩犬、恩猫が3匹おります。


まず、友人宅の愛猫。友人宅に遊びに行くと、気が向いたときに友人の部屋に入ってきて、その辺をうろうろしていました。当然、最初はすっかり固まってしまっていたわけですが、だんだん、物怖じしない態度に手を伸ばしてみるように。本当は怒っていたのかもしれませんが、不慣れな私がおずおず触っても、つめを出したりしないいい子です。


次に会社の偉い人(w)の家の愛犬。この子もまた懐こい子で、あちこちに愛想を振りまいてました。「そっち行っちゃだめ」という方に行きたがるので、とにかくそちらに行かせないように常に目を向けていて、その方角へ行きそうになると引き戻す、もしくは注意を逸らさせるなんて事をやっていたので、大分、小動物に慣れさせてもらいました。


そして最後に、友人宅に最近やってきた愛犬。初めて見せてもらったときは、手のひらからちょっと足がはみ出すくらいの、小さい小さい子でした。最近大きくなってきたけど。この子がもう、本当に可愛くて可愛くて!自分ところの飼い犬じゃないのに、玩具を買ってみたり、おやつを買ってみたりと、構い倒しです。(もちろん、飼い主に渡して、あげても良いかどうかの判断はしてもらいました)
この子を構い倒していたときに、ふっと、もう犬や猫の小動物に、恐怖感を覚えなくなっていた自分に気がついたのでした。


前述の、犬が苦手だった理由を知る人に話をしてみたところ、「かぶっちが犬がだめだったのはトラウマのせいだから、それさえ乗り切れば、犬好きになる片鱗は見えていた」と言われ、更にそれを他の人にも言ってみたところ、誰一人として否定してくれませんでした。その内一人からは「最初犬嫌いで、年齢を重ねてから好きになった場合は、死ぬほど犬好きになるから、気をつけなよ?」とありがたい忠告をいただく始末。
しかし、この「犬好きの片鱗」ですが、誰に聞いても「そんな雰囲気があるだけで、具体的にどこがどう、とはいえないから…」と言葉を濁すばかりで、肝心の私には、未だにどの辺が『犬好きの片鱗』だったのか、解らないままです。いや、言葉にできないものだといわれてしまえばそれまでだけどさぁ。気になります。<次回予告風>
「犬を飼いたいと思ったときにさ、環境のせいで飼えないのは悲しいじゃない?」
「見るだけだから、見るだけ!」
「ちゃんと、止めてね?」
次回『下す決断』