路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

1話「あいつが宇宙(そら)から落ちてきた!」

オープニングがいかにもなヒーロー然としてなくて、これはヒーローものではなくてアイの物語なんだな〜と思うことしきり。そして当たり前なんだけど妙なNHK臭を感じるのは、制服姿の女の子という記号に、中学生日記を想起してしまうからでしょうか。うーん、想像力ナッシング。


ものすごくありがちな、ものすごく普通の14歳の女の子の日常をうまく描いておいて、最期のカタストロフに唖然。そこまでどん底に叩き落とすか、いきなり。小道具として奇妙な物体から生まれた謎の生物というファクターがあるとはいえ、そこまでは本当にごく普通にありそうな光景だったわけですよね。それがいきなり阿鼻叫喚の地獄絵図と化し、なおかつ友人まで目の前でバケモノに食われてしまって、アイにとっての世界はいきなり非日常になっちゃったんですよ。これはきっついなぁ。
14歳といえば、自分が大人なのか子供なのかという意識の上での境界線という感じがしていて、精神的な成長の伸びしろが一番大きい時期なんじゃないかと思うんですね。予告やら関連番組をちらちら見る限りでは、その辺が物語の主軸の一つになってくるようなので、その辺今後に期待。


アイの生活の一方で、防衛隊やらなにやら怪しげな動きをしている人たちが居ますが、この辺はとりあえず彗星に何かがある、という前ふり程度ということで、今回は軽く流していいところなのかな?権田大尉、影丸さんなのが嬉しい〜!しかし、この人もなかなか老けないね。


特撮部分は、CGがきれいだな〜と。元々ハイビジョン対応だったわけだし、その辺はこれからも期待していいのかな?
ついでに襲われた学校のシーンが、飛び散る血とか、メガネや靴なんかが落ちているとか、かなりきっつい描写がはっきり描かれていてびっくりですよ。SHTだったら放送できないんじゃないか、これ。


まだまだ謎が多いし、事態がどんどん悪化しそうな気配も漂ってますが、とりあえずものすごく掴まれた第1話でした。月〜金の連続放送でよかったなぁ。これで1週間待てってのは酷だわ。