路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

2話「わたし殺される!」

怪獣の触手がアイに迫る!というところで引っ張ってたので、いきなりものすごい緊迫感です。ああいう触手系が足に絡むとかって言うのは、海とかで擬似的に体験したりすることがあったりして、感触が比較的リアルに想像できるだけに一層気持ち悪いですね。うう。


謎の生物が巨大化して怪獣と戦闘開始。っても、ボール状だからなぁ。ごめん、緊迫感というよりは遊んでる(遊ばれてる)印象が強くなっちゃった。とほ〜。
でもとりあえずは怪獣の撃退に成功!おお、強いぞWoo!しかしながら過剰に力を使いすぎたのか、すっかりノックダウン。アイと共に倒れて防衛隊保護下へ。
…あれだけ派手な事態が起こってるんだから、防衛隊の面子よりも近所の人が駆けつけてくるほうが早かったんじゃないかとかいう突っ込みは無しですね?ついでに、どうやら本当の事態を隠しおおせているようだけども、あんな白昼の出来事を?ってのも無しですね?あ〜。メモリーポリス?


防衛隊がすっかり悪の組織な雰囲気マンマンです。事態の中で実態が見えてきている防衛隊とSWORDの2つの組織のうち、SWORDはまだなんだか実態が見えないし、あまりよからぬことをやっているようには思えないSWORDの子飼い状態なので、仕方が無いと思うのですが。それにしたって、中学生vs組織という構図は余りにもキツすぎないかなぁ。
元々Wooを探してたってことらしいですが、何でまたWooを探してたんでしょうかね。わざわざ探してたんなら権田さんの件もただの事故とも思えないし、この辺は後から裏が出てくるのかな。それにしても、「母親を人質にできる」ってえげつない脅し方だな、おい。


Wooとリンク状態になったアイ。おそらくWooの光の中に飲み込まれたときに何かが起こったんだろうなぁ。Wooに起こった危機をアイの苦痛として知覚されてしまうってのは、どっちかというと寄生に近いのかも。
卵状態だったWooが最初に生命体になったときアイを見たので、アイのセリフどおりWooには「地球での保護者はアイ」という刷り込みが起こったんじゃないかと思うんですが、それにしてもなぁ。何でわざわざこんなことをしたのか、というのは、追々でしょうか。


Wooの力で情報を得て、逃げ出すアイのくだりは切なかったですね。逃げなくちゃ殺される、という状況は日常生活においては、まず体験することは無いわけで、とっさに対応したアイは立派。
…むしろ防衛隊の穴だらけの警備が気になって仕方が無い〜!監視カメラあるんじゃないのか!そんなにあっさり中学生に突破されるような警備体制でいいのか!網を張っても絞り込めないんじゃ意味が無い!工作員目立ちすぎ!あああ。特に街中の工作員さんたち、アタッシュケースを持ってサラリーマンを装うとかしてくれ〜。その辺は話の都合としても。
どうせだったら、逃亡劇におけるアシスト的な役割を、Wooがもっと担えばよかったんじゃないんですかね。監視カメラの映像を乱させたり、警備の人間の目をくらませたり、とか。そしたらWooの異生物感ももっと出るんじゃないかなぁ。あんまり多用すると、携帯電話を使った自己紹介シーンが霞むから?


1話で反抗していた母親が、やはり自分のことを想っていたというのを理解して、でも帰れなくて、という八方塞がりに追い込まれたアイがこれからどうなるのか、小太郎が不穏な空気に気づいているけど、それがどう絡んでくるのか、防衛隊・SWORDの目的、と気になる要素はてんこ盛り。これからも楽しみです。全13回で決着がつくのか?という疑問もちょっとありつつ。


あ。あと、Wooが水が無いと力が発揮できないってのは、地球の隠喩なのかな〜とかちょっと思いました。これからの地球の母(保護者)であるべきは、子供達なんだよ、という。GSL見てきたからかもしれないけど。