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路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

第32話「怪獣使いの遺産」

…やりたいことは解る。解るんだが、こう…。今回の話はどうもフォローができないです。特にリュウさん。
ミライがメビウス(=異星人)だって知って、「それでもミライは俺たちの仲間だ」って言ってタロウに直談判したリュウさんが、ミライがメイツ星人とテレパシーで交信(しかもそれなりに友好的な内容)したのを知っているにも関わらず、問答無用で発砲するのがまず変。地上に降りてからリュウさんとミライが別行動してるのも変だし。メイツ星人が全面的に信用できずにいるというなら、2人で相対すればいいし、メイツ星人がミライとの単独面会を望んだのだとしても、会話を聞けるようにして近くで待機していればいいだけの話。「キャラが変わった」という紋切り型の批判は嫌いですが、思わず喉まで出かかったぞ、おい。


しかも、リュウさんは結局謝罪しなかったしな。早とちりで発砲というのは、リュウさんの性格なら(この話では条件に不自然なところが多すぎるからアレだけど)まあ、無いとは言えないことのような気がするんですが、自分の過ちを認められない人でもないんで、自分のミスが解ったら謝るんじゃないのか。少なくとも先週までで番組開始当初よりは格段に成長しているリュウさんならきっちり謝罪できると思う。
その上でメイツ星人が地球人への不信を拭えず握手ができないのなら、それはそれで仕方がないし、それこそ少年が残した遺産が次世代、次々世代で花開いた時に改めて友好を結べるならそれでいい。そういうことならまだ納得がいくんですよね。
今回の話だけ見ると、リュウさんは「地球人に良くしてくれる異星人(メビウス)だから友好を結び、しかもその力を地球人の良いように利用する」だけの嫌な人だよ。ううむ。


どうも全体的に「過去作のオマージュ」が嫌な方向に影響しちゃったって感じですね。過去作とその繋がりで言いたいことを優先する余り、現行作品の基礎がおろそかになってしまったというか。


なんだか、この脚本が書いた時、GUYSメンバーにミライの正体がバレているということを念頭に置いていなかったのではないかという気もします。
もしまだ正体を伏せているのならば、ミライはリュウさんにメイツ星人との交信のことを言えないだろうし、当然どうにかして別行動を取って単独でメイツ星人に会おうとするでしょう。そこの現場をリュウさんが目撃したら、状況によっては咄嗟に撃ってしまうこともあるかもしれない。それなら前半の不自然さは解消するんですよね。どっちにしろ、最終的に謝罪してないのは大きなマイナスですが。


そんな訳で、今回の話はものすごく後味の宜しくないまま終わってしまいました。「今は無理だけど、いつかは」という未来へ希望をつなぐような話は好きなだけに、めちゃめちゃ残念です。とほほ。