先輩…もうダメです!
散歩から帰ってきて、ぐてーりとストーブの前に横たわるねむこ姫である。
今まで飼い主は加減が解らずに、かなり姫にあわせたスピードで散歩をしていたのだ。…もっと言うと、引っ張られていた訳だ。
しかしながら、路面がツルツルの昨今、ねむこ姫に引っ張られている状態では足元が覚束ないし、何よりしつけとして宜しくない。そのため、今更ながらに「引っ張り禁止ルール」での散歩を教え込まれているのである。
「自分の思うとおりのスピードで走れない散歩なんて…!」
「特訓だ!」
大丈夫。バイクで追い掛け回したり、鉄球もって向かって行ったり、よってたかって袋叩きにしたり*1しないから!