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路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

#10 剣の舞・硝子のメロディ

 リアルタイムで見てても、後から録画を見返しても大村さんの最期で泣いた。マジ泣きした。うあ〜、感想書くのに思い出そうとするだけでもなんか泣きそう。うわー。
 前回、ドッガ編をここでやって話が進むのかと思ってたら、ドッガもバッシャーも影も形も出てきてませんな。つーか、そんなことすら感想を書く段になって気付いたよ。


■現代編
 渡の大きな転換期になりそうですね。父親がファンガイアに惚れられるほどの人だったというのは、前のモスファンガイアのときにも出てたんだけど、今度はもっと直接的に影響を与えられたファンガイアが出てきて、しかもそれは自分の先生と言える人。今までは本能に突き動かされるように戦っていたけれども、果たしてそれだけで良いのか?というのをガンと突きつけられちゃった。実際、今回は大村さんに直接手を下していないしね。
 大きな事前情報の一つに渡の出生関連がありますけど、渡がそれを知っているのか知らないのか解りませんが、なんにせよ明らかになったときの渡の葛藤の布石ができたような気がします。


 それから名護vs渡ですね。フロッグファンガイアを庇うのはキバかと思ってたけど、渡が庇いましたね。ここで名護さん=イクサは渡の知るところになったわけですが、結局渡=キバは名護さんには知られてない。ということは、次回イクサとキバが対峙した時、渡はイクサを攻撃できないって事ですよ。でも相手はキバを倒すべきものとして狙ってくるわけだし、渡は果たしてどうするのか、ってのが気になるところですね。ひたすら逃げ続けるのか、それとも何とか分かり合える方向に動こうとするのか。あ〜気になる。


 名護さんといえば、この人の脆さ、危うさがどんどん露呈して来てますな。「私は常に正しい、私が間違うことは無い」というのは、やっぱりそういうことにしておかないと、父親を告発して死に至らしめた自分が間違っていた=罪の無い人間を死に追いやった、しかもそれは自分の父親だ、ということになっちゃうからね。意地でも自分が間違っていた、間違うこともあるというのは認めるわけにはいかないんだろうと。
 ただあの場合は、渡も渡なりに「倒さなくても良いファンガイアも居るんじゃないか」というスタンスをもって話をしに来てるわけで、なんだか渡から名護さんへの信頼崩壊の序曲が聞こえたような聞こえないような。


 名護さんといえばイクサですが、ちょっとかっこよすぎだよ、イクサ!フロッグファンガイアを殺さないで欲しかったのはそうなんだけど、それはそれとしてカッコいいわ。あの無骨な合成音すらなんだか燃える。イクサカリバーの必殺技(名前解らん)、あれなんていうかものすごく宇宙刑事だよね!(笑) 間違えてる!番組間違えてるよ名護さん!(笑) 強さは愛だ!


■過去編
 音也!音也!今回はもう、あらゆる意味で音也しかないよ、過去編!ぶっちゃけ現代編でのインパクトも全部持ってっちゃったよ!


 とにもかくにも、音也は音楽に関してだけは絶対に譲れないものを持ってるってのがものすごくかっこいい。ブラックスターを壊そうとして壊せなかったり、弾いてみろと言われても拒否したりとかね。
 自分のバイオリンを直してもらった後、ちゃんと大村さんに演奏を聞かせたのは「弾くべき時と聞かせるべき相手」だと大村さんを認めたってこと。その時点で音也は大村さんがファンガイアなのは知ってるんだから、「ファンガイア・即・断」の人ではないんだよな。それどころか、約束を信じて大村さんを助けたりもしてるしね。(しかし、アレでゆりに対してはまた株を下げてしまったわけだが)
 大村さんは、音也の曲が自分の破壊衝動を抑えてくれるというだけでなく、ブラックスターを預けても良いと思えたほどの音也のバイオリンへの真摯な態度と、異形である自分を異形であるというだけでは倒そうとしなかったところに打たれたんじゃないかな。


 こんな感じで、大村さんには紳士全開だった音也が、次狼の正体はあっさりゆりにバラしてましたね。まあ予想通りっちゃ予想通り。むしろ余りにはずさなすぎて笑っちゃったじゃないか。案の定信用して貰えませんでしたが。
 つーか、嶋さんの「おにゃんこ好きに化け物はいない」ってのはどうかと!どうかと!なんか、余りにも突拍子も無いことを唐突に言い出すから、余計にうそ臭いですよ!一つは次狼の正体を知っていて庇った、二つ目としてはマスターも実はファンガイアかウルフェン族とかみたいな一族の一人で、マスターを庇った、ってのと考えられると思うんですが、どうですか。


 どうでもいいですが、次狼の「あのゆりって女、旨そうだよな」が食欲的な意味ではなく、性的な意味にしか聞こえないのは、あのエロヴォイスが悪いってことでいいですか?


■大村さん
 ファンガイアにとっては人を襲う行為は、食事な訳じゃないですか。そりゃ中には面白半分に人間を襲うファンガイアも居るかもしれないけど、それでも基本的にはエネルギー摂取なんですよ。ファンガイアといえども、食べなきゃ死んじゃうんですよ(多分)。いやまあ、公式見たらフロッグファンガイアにはライフエナジー溜めとく袋があるみたいなんで、すぐに死につながるってことは無いんだろうけど。それでもいずれ溜め込んだライフエナジーが尽きたら死んじゃうわけでしょ?それを承知の上で「もう人は襲わない」って、どんだけ音也に打たれたんだ、それ。
「お前の中で音楽として生きよう」ってのも、それを考えると切ないな〜。俺はいずれ死ぬけど、ってことですよね、あれ。


 最期のシーンもホントに悲しくて。渡への「あの偉大なお父さんの血が流れているのだから」という言葉からだけでも、どんだけ大村さんのなかで音也の存在が大きかったが解るってもんですよ。
 キバに見逃された後、あの湖に行ったのは、もしかしたらあの時点で生きながらえるつもりが無かったんじゃないかなぁとも感じます。自分でも言ってたけど「音也との約束を破った」訳だからね。結局イクサが来て倒されてしまったわけだけれども、あの場所で自分の名器と共に眠りにつけたのは、大村さん的には救いだったのかもしれず。
 そうだとすると、大村さんは自分の命を音楽とヴァイオリンに捧げるつもりだったのに、名護さんは「神に返しなさい」ときたわけか。大村さんとしては「神など知るか!」だろうな。
 湖の底に眠るブラックスターの周りに、硝子のように大村さんの欠片が降り積もっていくシーンは、何回見ても泣ける。うあー。


 今回の記号はアルペッジョかな。和音を一音ずつ低いものから(または、高いものから)順番に弾いてゆく事らしいですが、一つ一つの行為や人の関わりが、最後に響き合うとか和するとか、そんな感じ?ぬーん、強引さもここに極まれり。


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