路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

#13 未完成・ダディ・ファイト

 ダディャーナザァン!ナズェミデルンディス!!
 …や、ダディ言われたからとりあえず。解ってるよ!赤いクワガタの人とは関係ないってことくらい!


 ジェットコースターが最高点越えたかも。なんかすげー疾走感が出てきましたよ。楽しすぎる!


■名護さん
 壊れちゃったー!堕ちたね。見事に転落したね。今は墜落して地を這いずっているところなんだけど、ここから這い上がってきたらそれはそれで燃えシチュエーションだ。ただまあ、こんだけ「俺」と「俺の正義」に固執してる人が、ここからどうやって立ち直るのか、それとももっと堕ちて行ってしまうのか、というその一点だけでも見逃せませんな。ただまあ、名護さんはキバを倒したいがために恵を囮に使っちゃったし、キバを倒すことへの執着も捨ててないし、はてさて。私欲のために道を踏み外した人間には、井上脚本は容赦ないからなぁ。


 同じく犯罪者を捕まえようとしてるのに、初登場の時と今回とで警察の対応が正反対なのが、きれいに対比してますね。初登場の時は自分の正義の証として集めていたボタンも今回は放り出されたまま。キバに執着して自分の正義に自分で泥を塗っちゃった名護さんは、このまま正義そのものすら手放しちゃいそうな予感もします。つーか少なくとも今は手放しちゃってるのか。今後、名護さんが再びボタンを拾う時は来るのかな。
 そして今回の犯人、永瀬さん?


■健吾と渡
 この二人可愛すぎる。渡の人付き合いの距離感が一気に縮まりましたね。1話では近所の人とまともに話もできなかったのに、お友達の家に遊びに行ったよ!お泊まりの約束までしちゃったよ!自分のお家にご招待だよ!うわ〜。今まで渡の周りってキバット、静香含め、どこか上から教え諭すタイプばかりだったので、完全に同じレベルでああだこうだ言える関係は嬉しかったんだろうね。気分はオカンですよ。渡の。(笑)


 健吾がまたいい男なんだ、これが。一人で盛り上がっちゃってたというのはあるにしても、渡のバイオリンと渡の夢を認めて、しかも渡が気を使わないようにちょっと拗ねて見せたりしてね。「1、2、3、フォーエバーや」は笑った。ちくしょう、いい男だな!
 渡も渡で、一世一代の大舞台(ライブ)を経て、ちゃんと健吾に向かい合えているところがまた燃える。自分がやりたいこと、目標にしていることをきちんと自分の言葉で説明できてたしな。なんて可愛いんだこの人たち。


 健吾は明らかに騙されてるんだけど、それに疑いを持たずに夢の実現の手助けをしちゃうところが渡らしいですね。突っ込み役は静香なんだよね。渡がああだから静香ちゃんは苦労するなぁ。渡の手伝いは、前回のバンドの手伝いと対かな。助け助けられて良い友人関係を築くといいよ。あ〜、可愛い。
 そして健吾の夢が真剣だということを解っているからこそ、予告の渡の強いセリフに繋がるんだよな。うわ〜、燃える。


■ダディ……音也
 ちょっと!ちょっとカッコよすぎだよ音也!今週も目が離せないよ!
 いやほんとにカッコよすぎてどうしようかと思った。プールのヘタレシーンがあったから(とはいえ、あれはあれでGJ!だったが)まだ「いつもの音也だな」感があったけど、次狼を止めるシーンと、次狼に向かって行くシーンなんかもう!普通以上にカッコよすぎて、逆になんだか悔しいっての。音也のクセに…!素敵。もっとやれ。
 しかし、ゆりだけじゃなく、全ての人間の女を守るって言い切っちゃった音也は、ほんとヒーローだと思うよ。


 いつの間にか次狼の懐からイクサナックル奪ってたけど、音也ってそういうの上手いよね。どういうわけか。ゆり、次狼と素晴らしき青空の会メンバー二人とも手玉に取られちゃってますぜ。


 そして音也イクサきたー!チンピラファイト風なのかと思いきや、結構格闘技的に動きが繋がってて、騎士風の名護イクサ、獣チックな次狼イクサとはまた違う魅力です。やばい、カッコいい!前に次狼イクサが戦ってたときは気を失ってて見てなかったんじゃないかと記憶してるんだけど、どうだったっけ?フエッスルばっちり使いこなしてましたな。
 これはフエッスルのシステムを知っていること自体が何かのカギなのか、それともイクサシステムを装着すると武器の使い方なんかは内部でレクチャーされるのか。今のところ後者っぽいけど、さて。
 やると思ってたけど、次狼ってかガルルに必殺技が決まる直前で引きになるのはあざといな!くっそ、気になるじゃねぇか!そして、イクサシステムを装着した音也の身の安全も気になる。


■次狼とゆり
 前回の次狼のセリフが決して嘘ではないというのは、前も書いたとおりですが。嘘じゃないけど釣りエサではあったんですな。ゆりがすっかり次狼にオチてるよ。イクサ装着者の座を奪われた時は「あなたの顔なんか二度と見たくない!」だったのにな。もうすっかり「お付き合いしてます(はぁと)」な雰囲気が満々。
 しかしこれ、現状では次狼の思惑と素晴らしき青空の会の思惑が、ファンガイアを倒すという点で一致してるからいいとして、次狼の目的がわかった時にゆりのお母さんへの思いがどう暴走するか心配なところ。人外の存在に母親を殺されているゆりが、ファンガイアではないとはいえやってることは似たようなものの次狼を受け入れられるかと言うとそれはないだろうし。うーむ。今が浮かれて見えるだけに、落とされたときが心配。


 それから次狼が!次狼が無駄に色気を振りまいてるのはどうにかならんのか!色気というかフェロモンな。プールのシーンは、あれ音也が闖入してこなかったら明らかに日曜朝から放送できないシーンになってたよ!
 つうか、溺れた振りしてプールの中で待ち構えてるあそことかもヤバいから!何度見ても恥ずかしくて直視できない。まさに濡れ場!
 あそこの音也の乱入はまさにGJ!あー。あぶねぇ。


■次狼の野望と力とラモン
 次狼は子孫を残して、ウルフェン族の血を伝えるってのが目的だったわけですな。前回の言葉だけじゃなく、素晴らしき青空の会に入ったのも全てゆりを信用させるため、と。深謀遠慮には程遠いキャラかと思ってたけど、そんなことはなかったぜ!現状上手くいってるようですが、果てさてふむー。
 立場もやろうとしてることも違うけど、野望を抱いた次狼と名護さんは対になってそうな気配。同じくイクサの装着者だしな。現代編の名護さんは転落してしまったので、おそらく今回(だけじゃないが)人を殺した次狼もまた転落するんでしょうけど、それが次回だったりする?いや、キャッスルドランに幽閉される兼ね合いもあるから、もうちょっと先だろうか。


 力とラモンが久し振りに登場ですよ。靴磨きにマッサージって!どっちもサービス業ですよ!愛想良さそうなラモンはともかく、力に務まるのかそれ。今回も喋ってないしな!そしてあんな怪しげな場所にマッサージ受けに来てくれる人が居るのか。
 そして力に馬乗りになられてマッサージ受けてる次狼は、また妙なフェロモン垂れ流してたなぁ。なーんだよもう〜!あ、松田さんのあのテンション高い演技、ちょっとVERSUSに通じるものがあるな。


■三宅さん
 教授きたー!怪しさ炸裂のキャラやらせるとうまいなぁ、やっぱり。あちこちで声掛けて、夢にかける情熱に溢れたライフエナジーを狙ってる、と。しかしわざわざ渡に声を掛けてきた辺り、キバの正体が渡だってのはファンガイア周辺には知られて無いんですね。うーむ、この辺で糸矢が絡んできそうな気も。
 ライノセラスファンガイアかぁ。そういやパワータイプは初めてだったかも。それにバッシャーで対抗ってのはやっぱり無茶があるかんじ。さっさともう一個のフエッスル使えばいいのに。あれ、一度指をやりかけて止めてるんですよね。なかなか言うこと聞かないとか、使った後は消耗が激しいとか、なにかデメリットがあって使わないのかなぁ。なにか躊躇った理由に、次回触れられるといいんですが。まあ細かいことですけど。


■記号
 そうそう、11話の記号は、もしかしてピッツィカートですか?弦で弾く楽器を指で弾いて音を出す演奏技法ってことなんで、ギターを初めて弾いた渡にはぴったりだったんですね。


 で、今回の記号はダブルシャープなのかな。音を一音高めるんですね。確かにこの回の渡は一気に成長した感があるので、こちらもハマってるかも。
 つか、むしろサブタイトルとの絡みを考えると音也の事と考える方が自然かな?


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