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路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

#20 夜想曲・愛の救世主

 前回今回となんか妙に違和感があると思ったら、ファンガイアに人間体がないのか。いやまあ、声聞いた時点でそうかとは思ってたんだけどさ。ファンガイアってどっか憎めないというか、彼らなりの行動原理があって、すごく人間くさいのが味だと思ってるんで、今回のファンガイアは本当に狂言回しでしかなくてちょっと残念。まあ、ここでファンガイアにドラマを裂いちゃうと、折角現代編に出てきた音也のインパクトが薄れるからなぁ。
 とはいえ、現代編でも渡が音也演技(劇中では演技じゃないけど)してるんで、もう、今回は完全に音也主役にしか見えなかった。過去編の音也はいつも通りくらいの出番しかないのにね。まじで役者ってすげー!


 あと、今回は全体的に地固めの印象が強いですね。今までも少しずつ集まってたピースがかっちりスタート地点に揃った感じ。ここから更に関係性なんかは動いていくんだろうけど、ものすごく「安定した」感がありますよ。


■クイーン
 なにあのインパクト。初見の印象を全て掻っさらっていったよ、クイーン!改めて見返してみると、出番は結構早いうちで、しかも時間的には短かったりするのね。それなのにあのインパクト。(二回目) あの妖艶な美しさが悪いのか。そうなのか、そうなんだな。音也もすっかり参ってたしな。ならば仕方がない!


 クイーンは、少なくともルークよりは位が上なんですね。チェックメイトフォーと一括りにされてるとはいえ、やっぱりチェスの駒に倣うのか。ルークは好き勝手にルールを決めてゲームをしてたけど、クイーンは仕事っぽいなぁ。ファンガイアと人間の血を混ぜちゃいけないってことだから、それなりの規律とか戒律みたいなのがあるんでしょうね。仕事だとするなら、任命したのはキングなのかな。他の二人がどんなキャラなのか気になる気になる。
 そして、左の手のひらにあった紋章。よく見えなかったんですけど、なんかキャッスルドランっぽくね?つーことは、クイーンは看守ってことになるのかな。むしろ所長?処刑も自分の判断でできるっぽいしね。


 渡の出生を考えると、音也とクイーンがこの後……になるのでしょうが、今は人間とファンガイアの血を混ぜないために(ファンガイアから見ると)裏切り者を処刑する側のクイーンが、いずれ追われる側になる(だろう)というのは、解りやすい逆転の構図だなぁ。
 しかし、彼女が渡の母なら、渡の「この世アレルギー」もなんとなく説明つくかも。ファンガイアの血を尊いものと考えているなら、人間社会が「汚いものだ」という認識になるかもしれないし、半分人間の血が入っているとはいえ自分の子供を「汚いものだらけの世界」に出したくなかったのかも、とか。とはいえ、それこそ伴侶に人間を選んで、子供までもうけておいてそれはないかな〜という気もするし。む〜ん。


 ついでに、サブタイトルの「愛の救世主」ってのは音也の自称であるのはもちろん、クイーンの気持ちを受け止めたという点においても音也のことなのかも、と思ったりも。


■音也とキバット
 音也ってキバの世界観の中では、なんだかんだいって指導者……じゃちょっと行きすぎかな、でもとにかく導く立場のキャラなんだってーのを改めて実感。つーか、今回は解りやすすぎだ。もうちょっとあっさりでもいいのにぃ。とはいえ、最初はただのちゃらんぽらん男にしか見えなかったのが、だんだん本性(っていうと悪い方みたい)を見せてくるにつれてものすごくカッコよくなっているのは、その辺もあるんだろうな。音也の言葉は対渡への示唆にだけにとどまらず、ゆりや恵にまで波及してるし。そして渡に対しては、もっと具体的にバイオリンの筐体という示唆物を残してるし。あ〜、この時を越えた絆感がたまらん……!……この父親を越えるのはなかなか大変だぞ。頑張れ、渡。
 ゆりにイクサを渡した理由は、そうきたか、って感じでもう!もう!恵の件も合わせて、今回音也は麻生親子の心を救ってるんだな。正に愛の救世主。ゆりはいままで「母親の仇をとりたい」ってんで必死になってて、弱い自分は許せない、認められないという状態だったんだろうな。危険な賭けではあったとは思うけど、音也の荒療治は効いたってことですかね。それにしても、予告を見るに次狼はあのシーンを微妙に勘違いしてる気がする。(笑)


 そんでもって、音也とキバットバット2世に面識が!クイーンのラストシーンでキバットそっくりのコウモリが飛んでたし、やっぱあれがキバットバット2世か。そんでもって音也はキバット3世には面識がないんだな?これは、音也と知り合ったときのキバット2世には子供がいなかったってことなのか、子供はいたけど音也に引き合わせてはいなかったのか。なんとなく前者っぽいかな。渡が生まれたときにはまだ2世が存命していて、ほとんど一緒に過ごしてきたから3世は渡に遠慮がないとか。その割にはキバットが大人っぽすぎる気もするんだが。……それは渡が年齢の割りに純真すぎるからそう感じるのかな?


■親子の対決(決着)
 結局二人ともイクサを扱えなかったですね。まあ、半ば予想していたことではあるんだけど、ちょっと悲しい。終盤でいいから、どちらも今回ダメだった部分を乗り越えて、一度はイクサを装着してほしいなぁ。
 ゆりは恐怖で戦えず、恵は自信の乏しさから変身はできなかったけど、それでも戦士として生きていくという地固めのエピソードになるのかな。視聴者的に、いつまでもイクサの装着者の座を争われるのは辛いってのもありますが、キャラ的にも、そろそろ望んで得られない力に頼らず、自分の力で自分の足で歩いて欲しいってのもあるしね。その意味では、恵の心理的に動かなくなったのが脚だったってのは、象徴的。実際の描写はなかったけど、音也のセリフからもゆりがハンターとして戦い続けたのは確定だしね。
 あと、親子ともども、今まで反発ばかりしていた相手を認めたのがきれいに対比してましたね。音也はともかく、名護さんは恵に認めてもらったことだし、もっと大きく成長してもらいたいもんですが。まあ、名護さんも父親の件を乗り越えないとその辺は無理かね。


■名護さんと健吾
 懐いた!健吾が名護さんに懐いちゃった!キバを認識しつていて、かつキバを倒そうとしている名護さんに懐いた健吾ってのは、正体バレイベントへと着々と網を張ってる感じでニヤニヤ。キバの正体が健吾にばれた時かなり板ばさみされちゃいそうで、今から心配でもあるんだけど。
 そして、名護さん的にも認めてくれる人が出てきたってのは、ちょっと精神的に落ち着くんじゃないかなと思ってみたり。あれだけ反発してた恵も、イクサの装着者としての名護さんは認めたわけだしね。それにしても、やっぱり名護さんの理想世界はちょっと怖い。新世界の神にでもなるつもりかー!


■共闘
 ダブルライダー!期せずしてというか、成り行きというか、無理やりだったけどな!さすがにあの状態でキバに襲い掛かったら余りにも名護さん空気読めてないが、そんなことはなかったぜ!よかったよかった。ダブルライダーキックは、やっぱり心が浮き立つんだぜ。しかし、これが互いを認め合った上でのキックだったらもっと燃えただろうに……!それをやるのは、次狼&音也イクサが早いか、キバ&名護イクサが早いか。さあどっちだ。


 むしろ燃えたのは、恵と名護イクサの共闘!恵が名護さんを認めた上で名護さんが変身し、その名護さんが恵に武器を預けて共に一体のファンガイアに向かう図っていうのは、もうすげー燃えた!前回でも共闘してたから、余計に燃えたよ!恵×名護っていいね!かなり良い!できれば名護さんにはもうちょっと大人になっていただきたいけどな。


 それにしても、出てくるのが遅いキャッスルドランとか、出てきたなりパワードイクサを放り投げて背中に乗せるキャッスルドランとか、名護イクサを威嚇するキャッスルドランとか。なんだよ、この萌えっ子め!(笑)


■記号
 ハ音記号だってさ。これは中音部を表すそうで。今までの解釈だと生き様の基準点って感じで受け取ってたけど、今回はストーリー全体の地固め感もあいまって、「キバ世界の基準点」ってイメージ。さ〜て、次回の放送は?


■次回放送
 休みかよ!良いところで!



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