路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

#3 レスキューショベル発進せよ

 すごい。なんかものすごい丁寧だ!輝が正隊員になるまで3話も掛けたよ!訓練内容がちゃんと、基礎訓練→シミュレータでのビークル操縦訓練→災害地を想定した総合訓練と、内容も段階を踏んで表現されていて、ちょっと唸っちゃったよ。
 いきなり扉を開けた輝に「輝ー!バックドラフトバックドラフト!!」と突っ込んでいたら、しっかり先輩が突っ込んでくれて、そんなところでもちゃんとしてるなと思う。なんだろうね、この安心感。すげー落ち着いて見られるよ。
 そしてあのお弁当は誰が作ったんだろうか。うっかり自分たちでおにぎり握ってたら可愛すぎやしないか。そしてあの女性陣の輝への優しさは地味にキツい。さよならする=正式採用されないと思ってるってことじゃない?(笑)


 今回のドロンジョ様一味。なんでスイッチ一個しかないメカでああなるのか!いやまあ逆に言うと、操作は間違える筈もないのにそれでも上手く行かない辺りは、今回は余り責任は無いかもね。動かなくなるのはあのメカの障害だろうし。
 つーか、これって建物内で動作させないと役に立たないんだよね?そして遠隔スイッチがあるわけでもないんだよね?どうしたって、自分も沈下する建物内に取り残される事になるわけだよね?……なんつーか、ものすごく部下が大事にされてないな。いやまあ、悪の組織なんですけども。


 今回のマシーンはレスキューショベル。ライザーも解りやすかったけど、更に解りやすくショベル!重機!っつーのが堪りません。いいねぇ、重機…。そして自分のマシンに愛着のあるメカニックがとてもいい!プロとしてどうか、って部分との兼ね合いになるとは思うけど、こういうのはちょこちょこ欲しいな。ああ、ガイアの乱橋チーフ思い出した。「最高の機体に乗せてやる!」
 今回は状況的に「賭け」の要素が少なく、その分ファイナルレスキュー要請から承認への流れが個人的には余り不満なく見られたかな。前回はもしかすると、この賭け要素がちょっと自分的に納得いかなかったのかも。
 今回はレスキューコマンダーがフィーチャーかな。しかし、基本中の基本といわれる操作ができてない輝はそれでいいのか!響助も面倒見すぎ!とはいえ、学校じゃなく現場だからな。その場で教えるような手間を掛けて時間を無駄にするよりは、さっさと動けるようにするってのが正しいとは思うが。


 1話2話が輝の独壇場だったせいか、今回やっとチームワーク云々が出てきましたね。格闘はR3、探索救助はR1、R2、救護はR4と性格というか特技分けもしてあって、「それぞれの得意分野を生かしつつ、チームとして最大効果を上げる」という部分がちゃんとクローズアップされてて良かったです。これは無闇に俺が俺が、と前に出ることを諌める面もあるよね。あと、どれだけ仲間が心配でも信じて待つしかない場面も出てくるってことでもあると思うんだけど、さて。
 この「信じる」ってところを体現してたのが、今回は一般市民つーか、あの男の子だったのかと。ビルの中に取り残されつつ「レスキューフォースが来てくれる」と待ち続けて、そこにR2が駆けつけるってのは凄いカタルシスだったね。そしておじいちゃんの「真っ先に社員の安否を心配する」「孫を助けるためなら、ビルなんか壊してしまっても構わない」という姿に、うっかり涙腺が刺激された。うぼあー。そうそう、こういうリンク感が欲しかったんだよね。できればもっと本筋にも絡んできてくれるといい。


 響助は口うるさいっていうより、面倒見良すぎだよ。輝を庇ってアクストの攻撃を受けた時は、ほんとどうしようかと思った。今回はビークルの操縦を輝に任せるって意味だけだったのかもしれないけど、一番危険だろうと思われる最下層への突入は自分が引き受けてるわけだし、実は輝の事を言えないくらい自分の安全を顧みない人にも見えてきた。うーむ。その響助が「まずは自分の命を守れ」と言ってるのが……やっぱりなんか意味深っぽい。一人だけ輝の合格を信じてるしね。
 今回のエンディングに被せた輝の辞令拝命シーンは、ちょっとぐっと来た。エンディング中にもドラマが進むってのはウルトラ方式(ガイアとコスモス、ネクサスもそうだったような。他にもあった気がする)っぽい感じがするけど、今回は曲とドラマが上手く噛みあっててほんと良かった。ED曲がイマイチ印象に残ってなかったんだけど、今回ので立ち位置上げたなぁ。



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