路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

#49 最終ケッセン

 今回はもう、ゴーオンジャー側というよりは、ガイアーク側の話だったね。最初期はともかく、中盤以降はどんどん憎めない悪役街道を突っ走っていて、これを倒しちゃったらゴーオンジャー側が悪役だよっ!っつーくらい和み成分を振りまいてたので、キタ様とケガ様の最期は泣いた。
 ヨゴ様、ヒラメも含めて、「仲間が楽しくわいわい暮らせる世界」を求めていただけだったんだよね〜と改めてしんみり。しかも色々思うところはあったとはいえ、一時は上司と思ったヨゴシマクリタインの手に掛ってしまったというのは、ホントに悲しかった。思えば、ゴーオン側が主に炎神との関係から、仲間意識ってのを大きく打ち出してたのに対して、ガイアーク側も仲間ってのはかなり大事にしてたしね。最期、キタ様とケガ様の手を早輝が繋いであげてのは、ホントよかった。


 しかし、大人の目線で見てしまうと、キタ様ケガ様がみまかられてしまうと、来年のVSどうすんだ?って気にもなるんですが。(ダメな大人!) まあ今年もリオメレ復活してるみたいだし、気にすることはないんだろうか。でもどうせだったら新天地目指して旅立つキタ様とケガ様を見送るゴーオンジャー、ってオチも見たかったんだっぜ!


 ついでに、この非業の死を描くことで、ヨゴシマクリタインの非道さや凶悪さを描いて、短い期間の登場にも関わらず、ラスボスにふさわしい風格を与えたのは上手いと思った。
 それにしても、ヨゴシマクリタインはゴミ箱から出すものだけじゃ飽き足らず、ヘルガイユ宮殿の設備も食い散らかしていたようなんですが、あれ次回で効いてきたりしますかね。
 それにしても、ガイアークは結局ヨゴ様勢力とヨゴシマクリタイン勢力と、どっちが主勢力だったんだろうね。しかも三大臣ともキレイズキーとかヨゴシマクリタインのことはしらなかったっぽいわけで、大臣と言っても勝手に名乗ってるっぽい。しかもヨゴ様とずっと行動をともにしていたっぽいキタ様、ケガ様も、ヨゴ様の父親の存在すら知らなかったわけで。その辺突っ込んでいったら、おもしろくなりそうな気がするんですけど、どうですかね。まあ、気にするところじゃないのかもだけども。


 やっぱりもう一度「正義ノミカタ」をやって、戦う意思を固めた三人の決意が重い。あの頃と同じ三人ではあるんだけど、胸の中にはもっとたくさんの仲間がいる、だからあの頃よりもっともっと強い、という絆感を、残りの四人がいないのにやっちゃうのがいいね。具体的に、今はいないメンバーの個人武器を使っての戦いってのも、意思が繋がった感じでいい。カマバンキの回で、本人以外が個人武器を呼び出してたことがあった気がするんだけども、それがこんなところで効いてくるとは。
 しかし、カウルレーザーとブリッジアックスは、使用者逆の方がよかったんじゃないんだろうか。力技のブリッジアックスをなぜ早輝が使うのかと!


 軍平たちがまだ消えていないことも解って、一安心というところですね。いや、まだ復活したわけじゃないから完全に安心とはいえないんだけども。なんだかんだ言って走輔を信頼している軍平と兄に燃える。
 他の四人が復活してきたとき、三人がどういう反応を見せるか、スゲー楽しみです。


 今回は、謎解き編と今後の道筋を定める回だったせいか、感想はちょっと少なめで。予告も見たら大体のオチは見えてる感じなんだけど、あれだけ恐ろしい力を持ったヨゴシマクリタインをどうするのか、最後の最後のオチをどうするのかが気になります!ギンジロー号でみんなでパーティーやって、回想が挟まるのか、今後の彼らの生活の一端を見せてくれるのか。あ〜、やっぱりなんだかんだで、最終回前はドキドキする!



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