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路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

#11 555つの顔、1つの宝

 サブタイトルがなんて読むのかわかりません!「ふぁいつ」?「仮面ライダー555」というタイトルに引っ掛けただけと解ってるけど!
 さて、ディエンドこと大樹の目的は大体解ってきた。鳴滝もそう。ただ、目的と手段はともかく、その背景がいつまでもいつまでも解らない。うーん、落ち着かないなぁ。とはいえ、とりあえず9つの世界を回りきるまでは、その世界のライダーが生き方を見つめライダーとして立ち、士のもつカードが息を吹き返さないとならない。時間的にそこに大樹や鳴滝のドラマを入れ込む余裕はない筈で、そうすると9つの世界を巡り終わった20話以降が話のキモになるんだろうなぁ。30話終了って話だと、11話分か。うーん、やっぱりもう少し見たいところだ。


■555の世界
 人とオルフェノクがどう関係を持っていくべきか、そもそもこの世界でのオルフェノクとは一体なんだ、というあたりは、ちょっと物足りなかったかな。必要最低限の説明はされていたけれども。しかしまあ、正味一時間ない時間で全部描ききれるわけはないし、人と異種族という関係性の部分についてはキバの世界が大きく取り扱ったネタだから、こっちではあまり突っ込まなかったのかもね。
 ただ、キバの世界では、ファンガイア側からだけ見た世界の描写だったし、「頑張っていく」というワタルの努力目標を掲げたに過ぎない訳だけども、555の世界では両種族のスタンスをきっちり描いた上に、小さくはあるけれどもタクミと由里の繋がりで「希望の芽は出た」というところまで描写している。この「小さな希望」が世界を超えてキバの世界でも芽吹いているという二重の意味に見えなくもなく。うーん、これはキバの世界に思い入れがありすぎるからかもなぁ。


 人とオルフェノクの対立している部分が割と大きめにクローズアップされていたりして、世界の雰囲気はどっちかというとパラダイスロストに近い感じだね、やっぱり。555の物語を短い時間でエッセンスを拾ってまとめようとすると、そういうところに落ち着きやすいのかなぁ。でも由里とタクミの写真の件も含めて、かなりパラダイスロストを意識はしてる気がするな。


□タクミと士
 今回のタクミと士は、なんというかきれいに対になっていたと思う。オルフェノクになって生きる目的を見失っていたタクミは「由里の夢を護る」という夢を見つけた。今在る世界に受け入れられるために一種受動的な自分探しとして写真を撮っていた士が、タクミ(他者)の色々な顔を撮ってやりたくなるという形で、より積極的に世界に関わって行こうとし始めた。
 一つとして同じ生き方はない、だから自分はその生き様を写真に撮る。漫然とシャッターを切って上手く撮れない世界は自分の世界じゃない、と突き放すよりは余程建設的だし、写真は上手く撮れなかったとしても、生き方を撮るためにはより積極的に世界に関わりあっていかなくちゃならないんだと思う。そういう「自分の立ち位置を見つけた」という意味で、タクミと士は上手いこと立ち上がった気がするな。


 それは同時に、生き方という目に見えないけど、それぞれにとって唯一無二のものをつかんだ二人と、モノにこだわって蒐集を続ける大樹との対比だったりするのかもしれず。まあ、お宝を集め続けるというも確かに生き方ではあるんだけども、「価値あるモノ」の「価値」の部分を他者にもわかる形で換算できるところが違うというか。


 そういう意味で、ここは士の一つのターニングポイントなんだと思う。受動から積極にスイッチングしたというか。だからこの次がアギトの世界で、「居るべき場所」の話になるんじゃないかな〜と思うわけなんだけども。
「生き様を撮る」というのは、士にとっては今までもやってきたことではあるんだよね。それぞれの世界のライダーの生き様を写し撮るというのと、カードにライダーの力が宿るのは表裏一体な気がするし。だからこそ「生き様」の詰まったライドブッカーを大樹に「大したお宝じゃない」呼ばわりされた士はおもしろくなかったわけだし。この辺も大樹と士の対照的なところかも。


 残っている世界は、アギト、響鬼、カブト、電王と、端的には切り取りづらい「生き様」が全面に出てくる世界だろうと思うし、ここで士の意識がスイッチングしておかないとならなかったんだろうな〜とか。
 それもあって、今回はユウスケが狂言回しにならなかったんだと思うよ。ユウスケの言葉でなく、士が関わっていかなくちゃならない問題だから。(まあ、中の人の事情もあるだろうけども(笑)) で、ここで士がスイッチングしてしまうと、今度はユウスケの存在意義が薄れてしまう。だからこそ次のアギトの世界ではユウスケの生き方を見つめなおすことになるんだろうね。


□タクミの夢、由里の夢
 由里がショックだったことは、タクミがオルフェノクだったことなのか、オルフェノクであることを隠されていた(=本当のタクミを知らなかった)ことなのか。どっちもあるんだろうけど、より大きかったのはやっぱり後者なのかな〜。自分が知らない顔があったことがショックだというのは、そのまま好意の裏返しだろうし、ほんの小さな共感が救いになるほど孤独だったタクミの心情を思えば、お互いの気持ちが最後に手を取り合ったことで通じたんだろうな〜。夢を追うもの護るもの、という関係だけじゃなく、小さな恋物語的に可愛い二人だ。


 しかしながら、目の前で助けられても由里以外の人間はオルフェノクであるタクミを拒絶したわけだよね。まあそれは解らなくはないんだけども。でもそういう世界の中では手を取り合った由里とタクミの前には、困難ばかりがあるような気がする。それでも前に進もうとするからこその、背中の写真なんだろうけども。
 あの写真はやっぱりパラダイスロストと被せてあるんだろうな。「どけ、俺の生きる道だ」というわけで。うわあ、カッコいい!
 オルフェノクとして誕生する理由は真世界と変わらないらしいので、オルフェノクの寿命についても真世界準拠ってことで良いんだろうか。そうするとタクミの行く先に待つものは、そう遠くない将来の本当の死しかないわけですよね。だからこそ由里にはこれからもタクミの555つの顔を撮っていってもらいたいものだな〜と思ったりします。


□ラッキークローバー
 なんか虐げられてたっぽい言い方してますが、お前らどっちかっていうと今まで偉そうにしてたじゃんよ〜(笑) その辺はオルフェノクとしう存在としては忌避されている自分達が、人間のフリをして人間の上位に立っているという、どこか歪んだ快感があったんだろうか、という気がします。知っているのは自分達だけという優越感とか。


 ただ、ベルトを作った会社が過去にあったとか言うのを考えると、虐げられてきたっていうのは誇張でもなんでもなく事実なのかもしれないね。かつてはベルトを使った人間たちによってオルフェノク狩りが行われ、そのせいでオルフェノクたちは絶対数を減らしていたのかもしれない、とも考えられる。もしそうなら「虐げられてきた」ってのは言葉通りの意味だね。
 ベルトにそれほどの力があったなら、なぜファイズのベルトしかまともに機能しない状態になっていたのか、残りのベルトはなぜ封印(?)されていたのか、そしてベルトの機能や由来を知る人間がいなかったっぽいのはなぜか、というあたりが非常に気になりますよ。この辺は解明されるかな〜。どうだろ、スルーされるような気もするなぁ。士が妙に555の世界に対して反応していたのは、士の生き方のスイッチングに絡むからだったのかもと思いつつ、実は過去のベルトに何らかの関わりがあったから、的に絡んでいったらおもしろすぎる気がするけど、さてどうだろう。


■大樹の目的
 大樹はトレジャーハンターだったんですね。大体解った。何かを集めてるというのは前から出てたけども、それはライダーの力という曖昧なものというよりは、具体的に存在するモノを蒐集してるという意味だったのか。つうか、會川さんでお宝とか言い出すとボウケンジャー?って気になりますが(笑)
 ただそうするとやっぱり「なぜそんなことをするのか」ってあたりが気になる。「仕事」って言ってた以上は蒐集事態ではなく、蒐集した力を使って何らかのことをする目的があると思うんだけど。


 最後に見つかったベルトは、オーガの他に、デルタとカイザもあったね。もう一つはサイガかな?最後に勢ぞろいして謎をまるっと掻っ攫っていく辺り、きっちりベルトを主役に持ってきたよ!上手いなぁ。
 時にカイザのベルトがこの世界に存在していたってことは、前に鳴滝が召還したカイザはどこの世界のカイザになるんだろう。


■鳴滝と大樹と世界
 大樹が出てきたせいか、鳴滝も追い詰められて余裕がなくなっているように感じるね。今まではネチネチと嫌味っぽくディケイドに「お前は破壊者だ」といい続けてきたんだけど、今回はもうその辺かなぐり捨ててディケイドを倒しに掛かってきてる。大樹がライドブッカーを士から奪った直後に出現しているところを見ると、鳴滝はディケイドの力そのものじゃなく、ディケイドが使うライダーの力を恐れてるんだろうか。まあ、少なくともあのカードがあることでディケイドは多種多様な力を使えるわけだし、脅威ではあるんだろうけども。でもディケイドはディエンドみたいに使役ライダーを使えるわけでもないんだから、そこまで気にするほどのこととも思えなかったりするんだけども。その辺にはなんかあるんだろうか。


 大樹というかディエンドは、カードの力を使って使役ライダーを出現させることができるんですね。呼び出したというよりは、カードの力を身にまとうディケイドと、具現化するディエンドって感じか。だからあれはワタルその人ではないってことだろうね。
 カードの力をまとうディケイド、具現化するディエンド、各世界のライダーを時空を繋げて別の世界に呼び込む鳴滝、と考えれば、世界との関係も割とすっきりする気がする。9つの融合を始めている世界と、10番目の夏海の世界、それから11番目の(?)士や大樹や鳴滝の(?)世界があるんじゃないかと考えれば、そんなに無理はないんじゃないか。
 でもここでネックになるのが、さっきも書いた封印されていたカイザのベルトと、鳴滝が召還したカイザの問題なんだよなぁ。カイザのベルトが封印されていたなら、あの555の世界にはカイザは居ない筈。それじゃあ呼び出されたカイザはどこの世界のカイザ?ってことに。そこで更に上位に真世界があるのか?あのカイザは真世界のカイザなのか?声も本人だし!ぬあー、こんがらがる!


■バトル
 もう、ここまで書いただけで正直お腹一杯なんだけども(笑)
 龍牙!龍牙!次郎さんだよね、この龍牙!あの、ちょっと細くてちびっこくて可愛かった新世界龍騎とは全然違う貫禄!鳴滝が召還したことを考えると、これは真世界龍牙になるのか。中身は黒真司だったりするのか。あの重厚感ある歩きやライダーキックがたまりません!ってちょっと待て!これが真世界龍牙だったら不味いだろ!えー、じゃあやっぱり世界のあり方がよくわかんないよ!
 FFRは、ファイズの単体変形でしたね。うわー、しかしあの巨大バズーカはかなり卑怯くさい!相変わらず変形は強引だなぁ。でもやっぱりディケイドの変形のさせ方は愛があるよ。ディエンドなんか「痛みは一瞬だ」だもんな。ひでぇ。


■予告
 アギトだ!アギトの世界だ!
 士はやっぱり警察コスなんですかね。ジャケットを見ると警察は警察でもSAULの一員っぽいけど。でもちょっと制服違わないか?あれ?つーか、今回はユウスケも潜入コスするんですね。こっちは明らかにSAUL制服だし、オペレーター室みたいなところに居るのを見ると、尾室くんポジションになるのか。八代ねーさんのそっくりさんが小沢さんポジションっぽいしね。
 それにしてもユウスケどうなるの!どうなっちゃうの!俺の終着点って、ユウスケはアギトの世界に居場所を求めちゃうの?ユウスケはこの八代(仮)ねーさんを助けることで、クウガ世界の八代ねーさんを救えなかった分の埋め合わせをしたいんだろうか。とりあえずこの八代(仮)ねーさんは他人の空似ってことだろうと思うんだけども。


 エクシードギルスが!やっべ、やっぱカッコいいわ。じゃああのおっさんがリョウなの?いやまて、予告にアギトがいないんですけど!まさかあのおっさんがショウイチだったりする?でも腕からギルスの鞭が出てたような……。そういや、ショウイチって人が出てきた場合、それはどっちのショウイチがベースなんだろ。アギトに変身するならやっぱ若い方ってことになるのか。実は真津上だったりする?(ややこしい!)
 大樹は…なんでまたG3を着ているのか。やつが氷川ポジションなのか。えええ。ドレイクとデルタもくるー! だめだ、やっぱアギト好きだわ。アギト。



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