路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

#3 ミス・パーフェクト リツカの秘密

 レスキューファイアーは、どうも私の泣きツボをくすぐるのが上手いようです。前回に引き続き、うっかりマジ泣きしちゃったよ!ダメなんだよ、父子ものに弱いんだよ〜!


 リツカが「パーフェクト」な背景を描きつつ、クールで孤高な彼女の優しい面を見せ、更にタツヤともレスキューをする思いシンクロさせて、クールさを崩さずに一人浮くのは回避すると。人情話としてはものすごく良くできてると思う。その分、レスキューものとしてはちょっと違和感のあるシーンもあるんだけど、まあしょうがないというか、妥協できる範囲内というか。
 この辺の感覚はこのラインだからOK、こっからはNGってのが自分でもなかなか線引きできなくて難しいね。全体的に良くできた話だと勢いでOKになるときもあるし、他が良かったからこそ目に付いてNGって時もあるし。その辺もう少し客観的に見られるようになればいいんだけどね。って閑話休題


 今回の幹部はチュウカエン。おお、結局3話かけて三幹部の紹介全部やっちゃったよ。チュウカエンは食べ物・植物を火炎魔人に変えると。ちょっとおいしそうとか思いました、すいません。無機物、動物、植物/食べ物ときましたが、動物だけは本体が分離できるのは、一応人間と意思が通じるからってことでいいのかな。それにしてもチュウカエンは、どうもこうねちっこい性格というか、メンタル的な攻撃も得意そうですね。ウカエンだけなんかまだキャラ立ってない感じだなぁ。


 アイちゃんとお父さんのエピソード、リツカとお父さんのエピソードとで、それぞれが補完しあってたのが良かった。親子ものって、親から子への愛情が軸になることが多い気がするんだけど、子供の側から「お父さん大好き」っていうのを、視聴者と同年代のアイちゃんだけでなく、リツカでもやるところが憎いなぁ。そしてお父さんが亡くなったときにできなかった「要救助者を助けて、自分も生還する」というのをリツカが成し遂げたのも良かった。
 リツカはお父さんと同じ道を歩いていることで、今ならお父さんと語り合いたいこと、同じステージで話せることがたくさんあるだろうに、それがもう叶わないんだなと思うと、やっぱり切ないよね。それがアイちゃん(や他の子供たちが)が代わりに(というのもちょっと違うけど)成し遂げてくれるだろう、っていう未来が見える感じなのも良かったですよ。


 パイロット版過ぎたとはいえ、相変わらずバトルは頑張ってるな!この後息切れしてこなきゃいいんだけど。それにしても、キノコエンのカサを凍らせて逆に攻撃って!酷い!酷いよレスキューファイアー!(笑) この辺は超火災を収めるためなら何でもやるぜ、感がでてたかな。画面的にもおもしろかったし。
 リツカとタツヤが息を合わせるところは燃えた。リツカはあそこでタツヤを認めたんだと思うよ。技術的にはともかく、少なくともレスキューにかける心意気だけは。タツヤがファイアー1である必然性まで認めたかどうかはちょっとはっきりしなかったけど、少なくともこれでチームとして一歩前進したのは確かかな。後はユウマの立ち位置を次回でやって、これでようやくチーム一丸ってとこに持ってくんだろうか。そういえば、こういう「チームがまとまっていく過程」が大好きな自分を思い出したよ!


 まあただ、あの「なんでレスキューを」っていうタツヤの問いかけは、別に今やんなくても!ってのは微妙にあったかな。でもあそこで問いかけないと、あの燃える展開にはつながらないし、悩ましいところだ。パスケースを現場で渡すのはあそこじゃなくても良かったよね〜、とかもちょっと思った。つーか、どこに持ってたんだ、それ!
 あと、レスキューメガホンの使い方がどうもパターン化しちゃってる感じなのはちょっと気になる。でも、メガホンってそもそも声を大きく響かせるという目的に特化した道具だし、レスキューコマンダーみたいな汎用ツールじゃないから仕方ないところもあるのかな〜。話がワンパターンにならなければそれでいいか。


 リツカが若干打ち解けた(?)ところで、次回はユウマ話。つーかユウマ、ケガしてる!何があった!
 それにしても、ユウマとタツヤの妄想タイムはおもしろかった。リツカ、なんという脚線美。ユウマにタツヤGJ。もっとやれ!(笑)



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