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路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

25話「英霊」

今更感満々ですが、最!終!回!でございます。カオルに望み通りの絵を描かせてやるべく単身メシアに立ち向かっていく鋼牙が実に格好いいです。鋼牙は情を知ってから、どんどん強くなっていったんだと思うんですよね。戦士としての力を上げたというよりも、人間としての強さが増したというか。「英霊」なんてサブタイトルのお陰で大層心臓に悪い思いをしたりしましたが。


前回のサブタイ「少女」ってのは、やっぱりメシアのことだった感じがしますね。メシアが巨大で牙狼が小さいせいかもしれませんが、メシアの攻撃にはちょっと無邪気っぽい雰囲気が垣間見えたりします。とか言ってたら、背中から機銃生やした〜?! どこが無邪気だ、どこが!殺る気マンマンじゃ〜ん!


そして、自分のために闘っている鋼牙に何もできないことを憂えるカオル。そこへ現れるお父さん!普通に受け入れてましたが、お父さんは確か亡くなってるよね?カオルがいる場所はそういうことがまかり通る、摩訶不思議空間ってことでよかですか。
「お前はお前にできる戦いをしろ」(意訳)というお父さんの言葉に絵筆を取るカオルの表情がいいです。完成した画の通りに牙狼が飛行バージョンに変化するシーンなんかは、何度見ても感動もの。ああ、2人初めての共同作業なんですね…。って、違うだろ。
それにしても、お父さんが伝えた言葉は大河の言葉でもあるわけで、世代を超え伝えられるもの、という部分にドキドキした自分がいます。


鋼牙とカオルのコンビネーションにより、メシア撃破。やや拍子抜けした感は否めません。…と思ったら、バラゴ復活した〜!やけにあっさり退場したかと思ったら、真打ちだったのね!


今回はCGもアクションもてんこ盛りですよ!空を飛ぶ…というか滑空(?)する円盤の上でのバトルなんか、なかなか見ない絵面だけにドキドキものでした。でもちょっとだけ、尺が長かったかなぁ。前回「1h近くあったのを30分に押し込めるべくぎゅうぎゅうに詰めたというのはマジですか?」とか書いたんですが、削られた部分がバトルの部分だったなら、これくらいの密度でちょうどよかったのかもなぁ。


英霊」ってのは、かつて『牙狼』を名乗ったものたちということと、ザルバのことだったんですね…。我が身をなげうって鋼牙を助けたザルバに、本気で泣かされました。戦いが終わった後、右拳を包み込んで泣いている鋼牙も。
鋼牙にとっては、ザルバは友であり、父の形見であり、相棒であり、とにかくかけがえの無い存在だったんだろうなぁ。シルヴァが零を助けた(や、偶然かも知れんけど)のを見ても、魔戒騎士と魔道具の絆ってのはものすごく強いものなんですね。
今までの絆はなくしてしまったかもしれないけど、鋼牙がザルバを失いっぱなしで終わらなくて、本当によかったです。1人で良いと言いながら、その実、鋼牙は共に歩める誰かを求めていたんじゃないかな〜とも、ちょっと思うし。なくした絆は、鋼牙がザルバのことを覚えている限り、きっと再構築していけるよ!
そして、ちゃっかり友達宣言をかます零に笑わせていただきました。


そして真打ち!鋼牙とカオルですよ!鋼牙が父からザルバと共にガロの称号を受け継いだのと同様、カオルは絵本の結末を受け継いだのですね。カオルのお父さんは結末を読者に委ねることを選んだけど、カオルは『黄金騎士』に想いを伝えることを選んだと。
カオルのお父さんは、大河に伝える術を持たなくて、きっと結末は自分の中だけに取って置いたんでしょうね。そして、伝えられた結末が視聴者には秘められているのがまた…!それでも、鋼牙のあの表情が全てを物語っているわけで。いやもう、憎い演出ですね!でも、カオルが贈った最後のページ、見たいなぁ…。野暮だけど。


鋼牙とカオル、そして零はまたそれぞれの場所でそれぞれの戦いに身を投じるわけですが。このそれぞれがそれぞれの方向を向いて歩いていくというラスト、良かったです。なんとなくですけど、それまで浮き船のようだった3人が、帰る場所を見つける話だったのかな〜ともちらりと。場所は違っても、受け入れてくれる人がいる、という想いは、きっと強さになると思うんですよ。


いや〜おもしろかったです。牙狼。まだ見ていない話もあるし、今度スペシャルもあるということで、まだしばらくは楽しめそうです。