路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

#08 ソウル・ドラゴン城、怒る

 なんか、まだ微調整が効いてないよ、DVD-Rデッキ。ゴーオンのラストにキバの冒頭がちょっと入って、アバンの途中の数秒が途切れてるよ。ぐあー。御大の悪い笑顔が見えるよ、ママン。(重症)

 そして、今回から話が思いっきり動くかと思ったら、まだまだキャラ紹介編だったー?もう、焦らしてないで早く早く!とはいえ、1話辺りから比べるとかなりキャラも練れてきてて、おもしろい。


■現代編
 名護さんの過去に、一気に現代編の全てが霞んだよ!「ミスは悪だ、罪は許されない」と言いながら、その実過去のミスに一番捕らわれてるのは名護さんなんだよね。要するに自分を許せないんだけど、それを認めると自分が崩れてしまうから、他者の評価に自分を委ねちゃってるんだと思う。バウンティハンターの仕事も、賞金を寄付するところも、渡からの賞賛も、全部根は一緒。誰かに「すばらしい、アンタはすごい、偉い人だ」って言って貰わないと自分を保てないんだよ、この人。だからこそ、恵がダメなんだろうなぁ。恵は、忘れたいその辺のことを踏まえて「アンタは完璧な人間じゃない」ってさんざん突きつけてくるからね。余裕ぶって応対してるのは、やっぱり虚勢か。
 ボタンを集めていたのも、父親の絡みだったのか。あのボタンは、名護さんが思うところの「父の罪の証」であると同時に、名護さん自身に罪を突きつけてくるものなんだな。それを集めてるっていうのは、結局父親の件から解き放たれていないってことだし、一種自虐的でもあるような。そうか、紅親子だけでなく、ここでも父子の物語をやる気なのか。
 とりあえず、名護さんのあの変な宗教団体的な嫌味さ加減のバックグラウンドが明らかになったせいか、名護さんがちょっと可愛く思えてきた。北條のニオイがすると思ったら、むしろ草加だったか、そうか。それってツボってことですか!(笑)


 ええと、現代編は名護さんに全てを持ってかれた感があるんですが、他もさらっと。


 静香ちゃん、キバット受け入れてるね…。どういう認識でいるのか、とても気になりますよ。普通に会話してたしなぁ。しかしまあ、キバットを受け入れられる度量だからこそ、この世アレルギーだった頃の渡とも付き合えていたのかも。
 それにしてもドレス可愛いね、ドレス!渡は…あれ、音也の残した衣装かなぁ(笑) デコ出す方が普通にカッコいいと思うよ、渡。それにしても、恵の鹿鳴館なドレスは、ドレスアップっつーより変装だよ?そしてあのタイミングでプローンファンガイアの前に現れたってことは、ドレスの下に普通の服を着込んでたんだな?(笑/つうか、特撮で瞬間衣装換えに突っ込んじゃイカン)
 それにしても、今回も恵は身体張りすぎだ。男の子ならまだしも、女の子が水落ちって。頑張れ、超頑張れ。


 相変わらず執事に愛なプローンファンガイアに萌える。今までこつこつ集めたエナジーだけじゃなく、自分の命すら与えちゃったよ!
 しかし蘇った執事達に自分の意思はあったんでしょうかね。複数の顔が見えたし、個別の自我はなかったのかなぁ。それでもキバに向かっていった辺りは、集合意識というか、主人の敵討ちという目的はわかってたんじゃないかと。それにしても、形がシャンデリアっぽい。ところで、あのでかいのはオーラ体というらしい。


 そんでバトルですよ!キック!キックをありがとう!とりあえずはそこだ。しかし等身大バトルはキャッスルドランの前にうっかり霞んでいるのでしたよ。もう一個城来るし!本気でぽかーんとした。「開いた口がふさがらない」という慣用句を実践してしまった。うっわすげー、びっくりしたー!途中のCM見たときは頭の中に「?」が浮かんだもんだが、そうか、こういうことなのか。しかし、キャッスルドランの中は大変なことになってそうだね、あれ。完全に傾いて海に落ちかけたりとかしたもんな。
 キバっつか、渡もコレを見るのは初めてだったんだろうね。呆然とした風のキバが可愛いったらないよ!そして、ちゃんとトドメがキックなのも嬉しい。ガルルフォームとかバッシャーフォームでもそうだけど、最終的に敵を倒すのはキバなんだよね。つまり、手を汚してるのは渡ってことだ。この重みが後からどう効いてくるかが楽しみ。


■過去編
 次狼が人を襲ってたのは、実は襲ってた相手はファンガイアで…とかいうオチがあるのかと思いきや、そんなことはなかったですな。おお、ということは、今回は現代編と過去編の間にはまるで関連性が無いんですね。前回のスパイダーファンガイアが密接にリンクしまくりで、その後にこういう話が来るのは、なかなかメリハリが利いてていいな。


 なんだろう、過去編は音也→ゆり←→次狼の三角関係でも展開する気なのか。次狼はゆりのことは歯牙にもかけてない感じがするけど、人を襲うのを止める、と言った言葉に被せてゆりが映ったのがちょっと意味深に感じるんだよなぁ。普通に考えるとハンターであるゆりの前で正体を見せる危険を冒すわけにはいかないってことだろうけど、別にそれだけなら狩りを止める必要まではないじゃないですか。今までだってゆりの行動範囲外で人を襲ってたんだろうし、ゆりが近くに居たところでゆりの目をごまかして人を襲えるのは劇中で証明済み。そうすると、次狼が狩りを止めると言い出した真意は果たして?って所になるんだけども。
 まあ、次狼がイチイチ意味深な妖しい雰囲気を醸し出すから、深読みしたくなるだけなんだけども。そして、ゆり→次狼は、あれマジですか!?ガチですか!?そうなの?軽く……いや、結構ショックが……。どんだけ音也×ゆりを気に入ってたのよ。ゆりに何らかの下心が無い限り、一生懸命バイオリン弾いてた音也は、完全に報われないのか。うわー。


 報われない音也は、ラストだけじゃないですよ。コーヒー飲めないのにジョッキ一気とか。しかし、倒れるほどって……無茶すんなぁ。愛の為に身体を張る男、紅音也。
 身体を張るといえば、前回嶋さんに「解りやすい活躍をしたら」なんていわれて、本当に解りやすくゆりを庇ったのに、誰も見ていなくて解ってもらえないという。うわぁ、哀れ。それにしても、バッシャーの水鉄砲、コンクリートも削るほどの威力があるのに、生身で受けても無事な音也……。凄すぎる。カッコよすぎる!音也、ホントに人間か!?(笑)


 音也と次狼はやっぱりおもしろい。つーか、音也の空回りっぷりがおもしろい。しかし現状ただの恋敵にしか見えないこの二人が、現代編に繋がるには一悶着も二悶着もあるだろうってのは想像がつくわけで。何が起こるのかなー。楽しみだー。


 そしてバッシャーも人間体登場。ってかラモン?思いっきり日本人顔ですがな。しかし可愛いカッコしてるな、おい。
 それにしても、ラモンと次狼は知り合いなんですかね。それとも単に同種族のニオイを嗅ぎ取っただけかな。ラモンが人懐っこい感じだから、現状だけではちょっと判断がつきづらいかも。


 それにしても、やっぱり、最後の次狼とゆりで魂抜ける。がっつり抜ける。えー。やはり個人的にはゆりは何かを掴んでいて欲しい。


 今日の記号はナチュラル。半音上下している音を元に戻すそうで。名護さんを素顔に引き摺り下ろしたって辺りがちょっと引っかかりそうな気がする。後は、プローンファンガイアが無に帰した辺りとか。……いつもながら強引な解釈だ(笑)


 キバットリビア、世界の三大料理がフランス中華はわかるとして、もう一つはトルコだったんだ!これは知らなかった!本気で膝打った。へえボタン連打!しかし、トルコ料理って、ドネル・ケバブぐらいしか知らんなぁ…。フルコースで食ってみたい、トルコ料理


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