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路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

#35 ニューアレンジ・飛翔のバラ

 飛翔体きたー!そして真夜もきたー!いや、真夜は一応前回ラストからだが。なんかもう、毎回毎回ぐいぐいおもしろすぎて、困りゃしないからもっとやれ(笑)
 この直前のゴーオンジャーがラストの方うまく録れてなかったので心配してたんですが、キバの方は全編ちゃんと録れてました。良かった良かった。


■過去編
 ブラッディローズ完成!時間の都合とはわかっていても、初制作で希代の名器を作れてしまう音也凄すぎる。指導した真夜も凄すぎる。音也が真夜に魅入られている描写があったとはいえ、そのこと自体がバイオリンのデキには関与しないだろうから、やっぱり音也と真夜が凄すぎる、って事で良いのかな。なんとか音也を理解しようと階段を昇っていったゆりだけれども、その時には既に遅し、だったと。「音也を理解する」という点に関しては、ゆりは完全に後手後手を踏んでいたんだな。


 音也は、まさに魅入られたというのがピッタリくる状態でしたね。つーか、あのメイク怖すぎる。それが真夜の何らかのチャーム的な魔力というか特殊能力に拠るものなのか、純粋に自分を理解してくれるものへの傾倒なのかはちょっとだけ微妙かな。まず間違いなく後者だと思うんだけど、余りに病的なのでちょっと疑いが。
 まかり間違って前者だとして、一度は能力を使って虜にしたものの結局は(現在編で出ている通り)本気で人間を愛してしまって悲劇への道を転落したんだとしたらますます不憫というか皮肉というかだな…と妄想はしたりしますが。
 しかし、現状で一番可哀想なのは、ゆりだなぁ。そして次狼再登場と。あんな別れ方をして、再会後はなんだかなあなあな感じに和解(?)して、今回は恋愛相談、と。フェロモンむんむんで登場した次狼が「いい人」ポジションになってるのはなかなか予想し得ない道だったね。子孫云々置いといて、かなり本気で惚れちゃってた感があるから、現状は次狼的にも不本意なんだろうけども。ただ、一度ゆりをムリヤリ嫁にしようとしてきっぱり振られた訳だし、未練がましくともみっともなくゆりを手に入れようとはしないだろうな。
 次狼は明らかに以前より音也を認めてるし気にかけてるわけで、自分が認めた男を差し置いてゆりに手を出そうとは思えないだろうね。逆に言うと、そこまで自分が認めた男ならゆりをやっても良いつー意識だろうに、その音也は真夜に魅入られてメロメロ、と。苛立たしいけど何もできない、って辺りか。一人の女を介在した男の友情的な辺りが、FIRSTシリーズの本郷と一文字みたいだな、この二人。


■現代編
 健吾がイクサ装着者に。これは名護さんのケガが直るまでの暫定措置…なのかな?健吾は装着者の立場を奪う気満々みたいですけど、名護さんがそう簡単に装着者の座を譲るはずもなく。名護さんのケガが治ってからの二人の対立の予感がひしひししますな。
 前回も書いたとおり健吾と名護さんはネガとポジだと思うのですが、どうにか互いが互いを補完する形で己の弱さを克服して欲しいところ。全てを失った(と思い込んでる)健吾と、自分が世界を作るために必要不可欠なイクサを奪われた名護さんってのは、必要なものを失ったという意味でも相似形だしね。つーことは、なくしたものを再び手に入れる過程がキモか…。健吾の腕が治らないものとすると、ギタリストの夢を断たれた(?)健吾が次に求める夢が何か気になるな。結局どうにかして音楽に戻ってくるのかもしれんし。それこそ、渡が健吾も幸せにしてあげられれば良いんだけど。


 そして神田さんは解りやすく滅びの道をたどりましたね。ホースフライファンガイアこと楓さんは本当に元々神田さんの研究を利用するつもりだったのか、それとも力が付加されて行く中でどんどん壊れて行ってしまったのか。多分後者なんだろうな。確かに暴走して破壊と殺戮を行おうとはしたけど、結局被害者ではあるわけだからやりきれんなぁ。


 やりきれなさの頂点といえば渡と太牙。渡がとうとう太牙に真意を伝えて、それでもなお二人で協力して深央を助けに行こうとするシーンは実に素晴らしき男の友情だった。これもかつての次狼と音也をある意味なぞった関係ではあるわけで、音也と次狼が良い友情関係に落ち着いている以上、この二人も…とは期待したくなるわけですが。そううまくはいかないのが定めの鎖って奴なのか…。うーん。ここは何とかして鎖を解き放ってやって欲しいんだけども。


 クイーンを辞めたい深央は、真夜と対面。真夜が人間を愛したってのがようやく語られましたね。状況から見ると明らかなんだけど、やっぱり言葉にされるとずっしりくる。
 それから「会いたい…渡」という言葉。状況を考えるに円満な別れではなかったはず。増してや種族を裏切ってまで愛した男の子供で、自分は一人きりで(おそらく)追われる身。会いたくないわけがないですね。これはかなり切なかった。
 どうも父(or擬似父)と子の関係で、巣立ちや親越えの物語ってのが全面に出てきがちな特撮においては、ここまで母の愛がクローズアップされるのはちょっと珍しいかも。というか、井上ライダーってどうも女親の影が希薄だった印象が強いから余計にそう感じるのかな。そんな訳で、今後の渡と真夜の関わりにも期待。超期待。


■ブラッディローズ
 ヴァイオリンの完成には祈りが必要ってことで、音也と渡の心情の対比にしたのは良かったね!全ての人間の音楽を守りたい、って音也はすっかりヒーローですな。そして、ある意味それを補完するのが渡の祈りってことだろうか。音也は人々の「今」を守り、渡は人々の「未来」をより良いものにしたい、ってことで。この辺は「子供世代が未来を作る」ってんで、かなり直球に「親子の物語」してると思う。
 音也は自分の音楽を既に見つけているけど、渡は見つけていないっていうのも象徴的。自分の音楽=生き方をこれから見つけて行く渡は、言葉どおりもっと強くなれるはずだからね。自分自身の音楽を見つけ、人々を守るだけでなくより幸せな状態にしたい、という祈りを実現した時、渡は音也を超えられるんだろうな。


 その意味で周囲の人間関係を見て行くと、音也はゆりを幸せにはできない(恵を産んで育てているゆりは幸せそうだったけど、それは音也が与えたものじゃない)し、クイーン=真夜も音也を愛したがために苦難の状況に置かれている。てことは、具体的には渡が深央を幸せにしてあげる事が「父親越え」の象徴になるんじゃないかな〜と。

 それにしても、渡が「何か足りない」って言ってた時は、絶対ニスの事だと思ったんだけどな。納得行くニスって完成してなかったような気がしたんだが、どうだったっけ?
 ああ、むしろ「欠けていたものはニスとかそういうものじゃなく、作者自身の心や祈り」って事を渡が理解したってことか。大村さんの「あなたはあなたのヴァイオリンを作りなさい」ってのがここに来て実を結び始めたって感じかな。ブラッディローズは結局音也が残したもので、渡自身が作り出したものじゃないし。この辺に関しても、やっぱり「これから」ってことなのか。


■飛翔体
 え〜と、渡の戦う…強くなりたいって意思が明確になった事が更なる力の覚醒を促したってことでいいのかな?ファンガイアキメラはまるで関係なかったぜ!
 覚醒した事で真夜も渡の気配を察知したようだし、よりファンガイアとしての力に近いのがあの姿なのかな?つーことはファンガイア体は親からの遺伝は関係なさそうですね。まあ、キバの鎧を受け継ぎしものなんで、キバというか渡だけがちょっと特殊なんだということもありそうですが。


 映画で見てるから姿形には違和感が無いけど、やっぱりここまで空中戦が凄くなると、楽しいと同時にライダーっぽさは薄れるよね。映画はラストはキックのエフェクト入ってたから、テレビでもより力を使いこなして行くとそういう感じになるかな?
 飛翔体自体はデザインも好きだし、フィギュアあったら欲しいくらいなんだけど、やっぱりバトルがどうも大味になるというか、ちょっと締まらない感じがしちゃうので、ここぞと言うときのキメにして欲しいかな〜。正直なところ。
 しかし、ブラッディローズを構えたエンペラーフォームは、やたらカッコよかったんだぜ!うあー、エンディング提供バックのキバとかもたまらんしね!ふー。


■記号
 32分音符。1/8拍だってさ。えーとかなり音としては短いんだよね?音そのものの短さを表すなら、ゆりと音也の蜜月の短さかもしれないし、連続しての演奏ということなら、きっと素早く音の変化があったりするんだろうから、リズムが早いと言うか小刻みで忙しないさまを表現とかそういう?相変わらずものすごくこじつけてみましたが。



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