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路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

#41 ララバイ・心を解き放て

 38話の感想でこんな事を書いたんですが。

それがどんなに辛くても自殺という方向に逃げなかったのは、真夜の強さだろうな。

 もしかして、闇のキバの鎧の件があるから死ぬこともできなかったんでしょうか、真夜。自分が命を絶ってしまうと闇のキバの力が暴走してしまうからとか…。もしそうなら、正当な(というか、闇のキバの力を悪用しない)者に渡すまでは死ねないとか考えてたりするのかも、と思うとちょっと辛すぎなんですが!


 いやもう、今回も色々と凄すぎです。凄すぎでどれから書けばいいのかさっぱりです。しかしまあ、ここは心を解き放った二人から。


■健吾
 健吾が!健吾が戻ったー!ギターを抱えて、言葉遣いまで元に戻って健吾も爆現ですよ!(笑)いやもう、笑い事じゃないんですけど。
 健吾が変わった理由をしっかり説明してくれたのが良かったですね。ケガによって自暴自棄になった訳じゃなかったんだ。自覚していながら自分を騙して心のバランスを取ろうとするのは人間よくある話で、健吾の場合はそれが他人を拒絶して戦士として生きる、という方向に走っちゃったんですね。自分の弱さを認めて、今までやったことを謝罪して、それで改めて渡に「もう一度友達になろう」って、これなかなか言えることじゃないですよ!あのシーンは泣いた。リアルに泣いた。
 そして、「自分を騙して心のバランスを取ってる」人はもう一人居るわけで。ここ数回は渡のために行動していて、えらくカッコいい名護さんですが、実際のところ父親との関係性、ボタンへの執着関連には決着がついてないんですよね。もちろん、初期のような極端から極端に走ることはもう無いだろうと思うんですが、なし崩し的に父親のことに決着つけたことにはして欲しくないしな〜。頑張れ名護さん!


 そして結局ギターは上手く弾けないようではありましたが、健吾が音楽に戻ってきてくれて良かった!ロックの奏者としてがんがんやらなくても、音楽に関わりあっていく道は他に幾らでもあるはずだしね。才能無いとか言ってたけど、好きなものがあるというのはそれはそれで立派な才能だと思うんで、何とかしてこのまま関わり続けていってほしいですね。


■渡
 吹っ切った……!自分の魂を信じて自分は自分として生きていく…ってもう、超カッコいいよ…!しかもそのきっかけになった言葉がやはり音也の言葉で、それが真夜を通じて渡に伝えられていたってところがもう!ああもう、たまらん!
 この「自分は駄目なんだ」という思い込みを、伝えられた音也の言葉で破壊、という構図は、実は6話と丸っきり同じな訳ですよ。あの時は「自分もやればできる」という結論だったのが、今回は「自分は自分として生きていく」という、より強い自己肯定になっているのが印象的ですね。


 そして、この6話との大きさを変えた相似形っていうのは、実は音也にもいえることなんですよね。6話の時点では相手はゆりで、音也がゆりの中の音楽(魂)に惹かれたんだけども、今回の段階では音也と真夜が互いに互いの音楽に惹かれあっているというね。
 そして音也、真夜に留まらず、次狼にもかかってるのが凄いところだと思います。6話で確か「惚れた女のために命を賭ける男は嫌いじゃない」的な次狼のせりふがあったはずなんですよ。あの時も次狼→音也でまんざらでもない感情の発露があったわけで、今回は友情が双方向になって、しかも強くなってるからね!あのまま次狼一人なら逃げられた可能性が高いのに、音也を助けるために戻ってくるってどうよ!しかも音也を庇って自分が封印されてるとかどうよ!しかもそれを見てぶち切れて変身、攻撃する音也はどうよ!凄すぎですよ。


■太牙
 ヤンデレ化した…!いや確かに素質は十分と思ってはいたけれども!それにしたって見事なヤンデレ化!
 あれだけ「渡がいて嬉しかった」という態度を取り続けるほど孤独を感じ、渡を必要としているのに、闇のキバの力は渡には渡せないという意志の強さが、二重に哀しいですね。そうだよな、血を分けた兄弟だけども、だからこそ自分から真夜もキャッスルドランもキバの鎧も何もかもを奪っていたことに関しては怒り心頭なんだろうし、やっぱりそこには愛された子供である渡への嫉妬もあると思うんですよ。渡には傍にいて欲しい、でも今まで全てを奪って行ったのに、更に闇のキバの力まで取られるなんて許せない、という。一人の人間にこうやって逆方向の感情を抱かざるを得ない太牙の立ち位置って、やっぱり相当辛いと思う。あああ、誰かおにいちゃんを幸せにしてあげて!
 渡は今回で太牙と袂を分かつ旨を宣言しちゃったしねぇ。ほんとに「ファンガイアの仲間にならないなら殺す」ってんでサガークをけしかけるとは思わなかった。しかもあんなに大量に。それでもまだ、「殺してやる」よりは「お仕置きだ」くらいなのかなぁ。まだ幾許かは自分の方に来てくれると信じたいような素振りが見え隠れしていて、ほんとに切ないよ、太牙!だって変身のシーンとか、凄い泣きそうな顔してるよ、お兄ちゃん!クイーンを間に挟んでの恋敵でもあるわけだし、キングとしての考え方だけで言うなら絶対に渡は排除しないとならないんだけど、そうも思い切れないんだよね。もう、どんだけ寂しかったのよ、この子。


 それにしても、真夜の闇のキバの力の話が出たときの表情がなんか怖すぎです。冒頭では闇のキバの力を暴走させないためか、とか思ってましたが、もっと考えると、闇のキバの力を渡した相手は滅びの道をたどるから渡には渡せない。それなら太牙に渡して太牙ごとキバに粉砕して貰え、的な計画にも見えるんですが!……いや、無いよね?それは無いと信じたいんだけど!そんなことを考える真夜も嫌だけど、実の母親にそこまで思われるんだったら、太牙がほんとに哀しすぎ!
 いやまあ太牙が言った「クイーンと結婚するとき」ってのが来ない(真夜は深央がクイーンを辞めてでもキングと結婚したくないことを知ってるから)ことを解ってるから、「決して護られない約束」を一人だけ知っているが故の悲しみを含んだ笑み、と取れないことも無いんですが。このときの太牙って何一つ確実なこと言ってなくて、渡がファンガイアとして生きていこうとしてるということ含めてとにかく強がりだけなので、その辺の誇大妄想的なところとかが先代のキングに似ていて哀れんでるとか、そういう。
 この辺結局真夜が闇のキバの力をどうしたいと思ってるのかが解らないとはっきりしないんで、結論は先送りですけど。…でも真夜には少しでも良いから太牙を愛していて欲しいなぁ…。


■お供ンスターズ
 結局三人とも一応音也抹殺を引き受けたんだね。つーか、仮に本気じゃなくても頷いておかないと、その場を逃れることもできずに絶滅タイムになっちゃうからね。でも各々一応行動に移してるってことはなんだかんだ殺る気まんまんだったんだな。結局できてなかったけど。この辺はなんだかんだで相手がモンスターと知りつつ付き合い続けてきた、音也の人徳な気がする。それにしてもシティーハンターネタが入るとは思わなかった!トン数重いよ!重すぎだよ!
 次狼に関しては、ラストの助けに来たのが凄すぎて、獣形態で風呂とか、「男同士」「熱い友情」にいちいち反応してるとか、その辺ある意味どうでもよくなりました(笑)


 しかし、三人はキャッスルドランの虜囚って訳じゃなかったんですかね。単なる城の飾りだったの?しかも理由が「希少種の生き残り」だから?それとも、キャッスルドランに閉じ込められることになった別の理由があったりするのかな?


■バトル
・ビショップvsライジングイクサ
 すげー!ライジングイクサが押してる!必殺技で倒しきれなかったのは惜しいけど、かなりの線まで追い詰めたね!しかし、このせいでビショップの強さの上限が見えた感じなんで、このままラスボス化ってことはなさそうですよね。


・真夜vsゆりイクサ
 女の戦い!ゆりに冷静さが無いからというのもありそうですが、完全に大人と子供って感じで翻弄されてますね。しかし、予告からすると次回はこの二人が手を組むっぽいし、「拳と拳で分かり合う」という少年マンガな意気投合っぷりを女の子同士がやってるのがすごい。


・サガ(サガーク)vsキバ
 まさかああ来るとは思わなかったよね、スーパーお仕置きタイム!うねうねしてるサガークが一杯なの、あれ結構きっしょい。きっしょいけど可愛いvどっちだよ。
 しかし、こういうときこそ飛翔体だろう!相手空飛んでて数がいるんだからさ!絶対もう一回飛翔体見られると思ったのに!
 それにしても、サガはクラゲファンガイアをあっさり殺しすぎです。太牙の冷酷さと力を演出するには実にいい手段だったんだけど、それが故に太牙の死亡フラグに通じる気がして怖い。


■記号
 倍全音符。基本の二倍の音の長さ、ってことでいいのかな?6話で示されたそれぞれの生き方を更に強調する形で繰り返しているのが、基本の倍ってところをイメージしてるんじゃないかとか妄想してみます。



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