【花子とアン】第7週「さらば修和女学校」
蓮子さんが婚約のことを話してくれなかったことを怒るはな、の構図に、やっぱりこの二人は年の差があるんだよなぁ…としみじみする次第。というか、今週のはなは、ちょっとこう、余りにも相手を思いやるっていう思考に欠けてないか。
あくまで自分目線のはなと、他者を意識している蓮子さんの違いというか。
蓮子さんは金で売られたような結婚を、せめて自ら望む形を取り繕うことで自身を守ろうとしている面は少なからずあるだろうし、それがプライドでもあろうと思うね。なんだかんだ言いつつも兄と兄の家族を守ろうという意識も極僅かかもしれないけれどあるだろうし。
一方ではなは、蓮子さんが全てを話してくれなかった、自分は腹心の友のはずなのに、傷ついた!というあくまでも小さな自分の世界での話に拘ってしまっている。これはちょっと余りにも幼いなぁって。裏の諸事情を知らなかったとはいえ、蓮子さんの表情とかから何か事情があったんじゃないかと察することはできるだろうし、その方向から問いただすことも話を聞くこともできたと思うんだがなぁ。やっぱりその辺は10代の娘っ子と思うしかないのかなぁ。
更に今後の身の処し方をどうするかという部分も、やっぱりちょっと覚悟が甘いんじゃないかと思わざるを得ないはなは、今週全体的にちょっとどうかなーと。今回は一人の身の処し方だけじゃなくて、妹のことも関係してくるんだから、自分の母親への思慕でできそうだった就職を蹴ったり、やっぱり地元に帰るっていうのは、余りにも無責任に過ぎないかなぁと。まあ、あまり人のことは言えないけどもさ…。
妹を含め、周囲は大人な人が多いから、はなの色々な幼さが浮き上がって見えちゃうことが多かったね。
そういう幼さを許された「女学校」から「卒業」したはなが今後少しずつ大きくなってくれるといいなぁ。
朝市も見事に師範学校に進んで先生への道を歩き始め、蓮子さんは九州で勝手の違う婚家に右往左往。お父ちゃんは行方が知れないし、かよは東京で一人残って働くことになったしであちこちが一気に動乱めいて来ましたね。話の展開としてはとてもおもしろいけども!やっぱりはながなー。
次週は地元の学校で教員としての苦労がメインになってくるのかな?なんだかんだで根性はあるから乗り切るんだろうけども。あと、今後夫になる人との接点が消えちゃうけど、それはどうなるのかなぁ。もう一度東京にでていくことになるのかな?