路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

23話「心滅」

うわぁ、もうあれこれ怒涛の展開で、なにからまとめれば良いのやら。とりあえず今回の主役はもしかすると鋼牙ではなく、零だったような気がします。


三神官、一人になっちゃったよ!元々一人だったんだけど、永い時間を一人で過ごすのに飽きて3人に分裂(?)したとかかなぁ。どこのバンキュリアだ、それ。ともかく、三神官は一人の姿・ガルムへ変貌。老女の姿になって、若い女性の身体に群がっていく様は非常にエグイですね。うわ〜。
そして新事実発覚。コダマってガルムの息子だったんだ…!お、お父上は誰ですか!? そして産んだ時は一人だったんですか? それとも3人に分裂してから誰かが産んだんですか?などとくだらないことが気になります。


零は東の番犬所跡地で、謎の小瓶を発見。顔を変化させる秘薬で、しかもその瓶はお父さんのものだとか。今までキバが彼女の仇というのは、状況証拠(というか記憶との合致)しかなかった訳ですが、ここに父親のものという物的証拠が出てきてしまったわけですね。14話をまだ見てないのではっきり言えませんが、これは父親(と恋人)の仇としてキバが確定したってことですよね。そりゃぁ、西の番犬所の神官の言うことも聞かなくなるって。
そこで助け舟を出す鋼牙!すっかり互いを認め合っちゃってますよ。刃と刃で語り合ったんですね。うわぁ、いいなあ、こんなストレートに「強敵と書いて『とも』と読む」な間柄!ひゃっほう!こういうの好き好き。


カオルはやはり絵本の空白を埋めようとするのか。カオルが画家の卵ということもあるけど、牙狼では絵画やイラストが印象的に使われてることが多いですね。先週の感想では女神と黄金騎士モチーフがいいとか言ってましたが、ついでに背景が鋼牙が気に入ったあの絵の場所だと更にいいなぁ。
そんな一時の憩いの時間だというのに、無粋な来訪者が!龍崎先生はやっぱりバラゴだったか!1話から醸し出していた怪しい雰囲気は、すべてここに結実するのですね。この妖しい演技は、京本政樹にしかできねぇな…!ただでさえ妖しい雰囲気を漂わせた蟲惑的な美形なのに、そんなやらしい演技しちゃだめ〜!でもだからこそバラゴという気もするし!うわぁ。
ゴンザすげぇ!しかし「腰打った…」で笑ってしまった。すまん、ゴンザ。


そして暗黒の力を手に入れているバラゴは強い強い。変身して2対1でも適わなかったのに、変身前ですら手玉に取られてます。鋼牙と零にトドメを刺さないのは余裕の現れでしょうか。それとも、カオルのゲートを開くのに、鋼牙が必要だったりするんですかね。コダマとの戦いのときに、鋼牙が痙攣したところで同じようにカオルが痙攣してたし。


コダマも相変わらず強すぎです。生身でも強いのに、更に装甲を纏ってしまってもう大変。全く歯が立ちませんよ!やっぱりコダマの声の攻撃、好きだなぁ。今回はいきなり指10本でフルパワー!かっけー!
焦れた鋼牙は心と身体を魔界に売ってでも力を手に入れようとしたわけですが、目的こそ違えど、力は力でしかなく、闇雲に力を手に入れようとするとそれは魔に堕ちることでしかないというのが皮肉。例えその先に待つものが愛しいものの救済だとしても、人を捨ててしまえばそれを護ることすら適わない訳ですね。身体を張って鋼牙を止めた零がカッコよかった!


そうそう、そして零ですよ。急に素直になっちゃって、なんだよもう!そうか、牙狼の称号に憧れていたか!憧れていたからこそ、その牙狼が自分の恋人を殺してしまったと勘違いしたら、それは恨みも募りますよね。憧れがあった分、憎しみも大きくなると。「悔しいから言わなかったんだけど」って!今回のツンデレ大賞はお前だ、零!
カオルと3人揃ってかしましければいいよ。(なんか違う) というか、そんな幸せな終りになってくれるといいな。みんな今まで何らかの不幸を抱えていた分、幸せになってくれるといいな。


残る敵はキバ=バラゴとガルムのみ。次から1人ずつ倒していく計算ですね。零が予告で大変なことになってますよ?! ちょっと待ってくださいよ!柄にもないセリフは死亡フラグですか?!勘弁してくれ〜!