路地裏散歩

特撮とかアニメとか感想と犬。

33話「信じあう仲間」

コスモカプセルが妙な動きをしているのは、どうもコスモカプセル自体が意志を持ち始めているからのようです。石の意志…とかクウガでベタなネタはともかく、このコスモカプセルの意志が、今後戦いにどんな影響を与えるのか、非常に楽しみです。


タイトル通り、セイザーX側同士で信じ合う人達、海賊側の将軍達(というか風以外)、そして拓人とブレアードの信頼の輪が更にアクアルをも巻き込んでいこうとする絆の連なりが、とても気持ちよかったですね。アクアルはホント素直じゃないですが、かなりの本音をブレアードに漏らしていたりもして、結局あの3人は昔からずっと仲がよかったんだろうな〜というのがひしひしと伝わってきますね。うう、早いところサイクリードも仲間に復帰して欲しい…。


そのサイクリードは、操られてのこととは言え、アクアルを攻撃。一方では信頼が復活し、一方ではそれが繋がる兆しも無いところが実に無常です。
それにしても、このシーンのライオセイザーの走り方、デンジマンのOPだったかEDだったかの映像にある「いかにもその場足ふみです」的な動きが妙に笑えました。シーンとしては笑えるところじゃないはずなのに!…いや、その後のライオセイザー無視されっぷりは笑うところだったかもしれん。


前回も思った通り、物量的にどんどん追い詰められているセイザーX。レミーの負傷に引き続き、じいちゃんまで過労で倒れてしまいましたよ!心配無いとはいうものの、歳が歳だろうから、やっぱり心配ですよ!


コスモカプセルを巡り、ここに来てようやく拓人がシャーク隊長以下、セイザーXのメンバーと共通見解に立てたってのが良かったですね。「○○をするんだ」という課題を与えられた上での戦いだけに留まらず、「最終的に戦いを無くす為に、今まで守ってきたものの消滅を願う」という一種逆転の目標に、誰にも助言を得ることなく主人公が気付くってのは、ありそうでなさそうなパターンですね。1話からずっと拓人は仲間として戦っていたわけだけれども、ここで真に一枚岩のセイザーXが誕生した感が。素敵。


そうやって結束を固めていく仲間達に反して、夫婦喧嘩真っ最中のパトラとゴルド。ケインの態度から察するに、ケインとパトラさんの仲を相変わらず誤解というか曲解したゴルドが原因のような気がなきにしもあらず…。
あの夫婦でも夫婦喧嘩するんだ、という驚きもさる事ながら、ゴルドに夫婦生活のツボを伝授するシャーク隊長がおかしくてたまりません!なんだろう、特撮を見ていてああいう妙に生々しいセリフが出てくると、家族団欒でテレビを見ていたらいきなり濡れ場が流れ出して部屋中が微妙な雰囲気になるよりも、更に恥ずかしい気がしてなりません。


アクアルが拓人とブレアードに切りかかるところで次週へ続く!きっと鎖を断ち切って助けてくれるだろう、とは思いつつ、そんなきわどいところで…!


今日の一言。「友だちをたくさん作ろうね」
レミー!目がマジ!目が超マジ!